連載 運動器疾患に対する超音波画像評価とエコーガイド下運動療法—EBPTに活かす!・第7回
変形性股関節症に対する超音波画像評価
工藤 慎太郎
1,2
,
町田 聡
2,3
,
稲田 徹
2,4
Shintarou KUDOU
1,2
,
Satoshi MACHIDA
2,3
,
Toru INADA
2,4
1森ノ宮医療大学インクルーシブ医科学研究所
2森ノ宮医療大学大学院保健医療学研究科
3明理会東京大和病院リハビリテーション科
4永野整形外科クリニックリハビリテーション科
pp.1271-1276
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590111271
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症例
50歳台後半の女性.以前からしゃがみ込み動作や長時間の歩行,歩き始めに股関節に疼痛を自覚していたが,疼痛自制内のため,近医にてリハビリテーションを受けて経過を観察していた.最近になり,股関節の痛みが強くなり,YouTubeで調べていて,股関節唇損傷の可能性があるのではないかと思い,当院を受診した.X線画像上,Cam形態を認め,magnetic resonance imaging(MRI)では軟骨損傷も認めているため,変形性股関節症と診断され,まずは理学療法開始となった.
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年11月30日).

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