連載 運動器疾患に対する超音波画像評価とエコーガイド下運動療法—EBPTに活かす!・第1回【新連載】
超音波画像を用いた凍結肩の理学療法評価
工藤 慎太郎
1,2
,
稲田 徹
2,3
Shintarou KUDO
1,2
,
Toru INADA
2,3
1森ノ宮医療大学インクルーシブ医科学研究所
2森ノ宮医療大学大学院保健医療学研究科
3永野整形外科クリニックリハビリテーション科
pp.507-512
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590050507
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症例
診断名:凍結肩,年齢:55歳,性別:女性,職業:事務職.
現病歴:1年ほど前に右肩に痛みがあり,接骨院で物理療法を受け,3か月程度様子をみていたところ痛みがなくなった.半年ほど前から再度右肩に痛みが出てきたが,五十肩だと思い経過観察していた.しかし,1か月ほど前から痛みで夜眠れなくなった.そのため,ウェブサイトを見て当院を受診した.画像上は特に問題なく,凍結肩と診断され,理学療法開始となった.理学療法開始後1か月経過したが,肩関節屈曲・外転可動域は90°程度で,下垂位外旋可動域は0°であった.
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年5月31日).

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