特集 遠心性収縮を考える
疾患への影響
慢性閉塞性肺疾患患者における遠心性収縮トレーニングの効果
佐々木 誠
1
Makoto SASAKI
1
1秋田大学大学院医学系研究科保健学専攻理学療法学講座
キーワード:
慢性閉塞性肺疾患
,
遠心性収縮トレーニング
,
遠心性収縮サイクリング
,
下り勾配トレッドミル歩行
,
有効性
Keyword:
慢性閉塞性肺疾患
,
遠心性収縮トレーニング
,
遠心性収縮サイクリング
,
下り勾配トレッドミル歩行
,
有効性
pp.195-200
発行日 2025年2月15日
Published Date 2025/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091505520590020195
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Point
●慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)患者の連続運動の継続が困難な要因として呼吸困難,全身疲労,下肢筋疲労がある
●COPD患者における遠心性収縮トレーニングは,遠心性収縮自転車エルゴメーター漕ぎや下り勾配トレッドミル歩行で行われている
●COPD患者の遠心性収縮トレーニングの実施は,下肢筋機能に対しより大きな効果をもたらすことが明確であり,それ以外の病態や症状をはじめ健康関連QOLにまで好影響を及ぼす可能性があるので,この運動処方が試みられることが推奨される
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