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特集 脊椎腫瘍の治療戦略
主要な良性脊椎腫瘍の診断と治療
Diagnosis and Treatment of Major Benign Spinal Tumors
大槻 文悟
1
Bungo OTSUKI
1
1京都大学大学院医学研究科感覚運動系外科学講座整形外科
1Graduate School of Medicine, Department of Orthopaedic Surgery, Kyoto University
キーワード:
脊椎腫瘍
,
spine tumor
,
良性
,
benign
,
治療
,
treatment
Keyword:
脊椎腫瘍
,
spine tumor
,
良性
,
benign
,
治療
,
treatment
pp.184-191
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091444120390030184
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概略と診断方法
良性の脊椎腫瘍は比較的まれであり,良性骨腫瘍の5%程度と考えられている.また,脊椎腫瘍の中では80%が良性であり,悪性は20%程度である4).診断は,CT,MRIが中心となり,症状なども含めて比較的鑑別が容易であるものが血管腫と類骨骨腫だが,そのほかの腫瘍に関しては画像所見からだけでは診断が難しく,透視下またはCTガイド下の針生検が必要となる.通常の骨生検針では,針を抜くときに注射器で吸引をかけながら行うことで,軟部組織が一緒に採取できる可能性が高くなる.また,骨生検針を刺した後,生検針越しに,軟部生検針で腫瘍採取を行うこともできる.頸椎の椎体部など,針生検が困難な場合には,開放生検も考慮される.治療方針は腫瘍の種類によって大きく異なり,本稿では鑑別のために考慮すべき腫瘍を中心に解説する.

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