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特集 周術期対応ハンドブック—術前準備から術後管理・社会的対応まで
第4章 私の手術記録
私の手術記録
My Operative Notes
村上 英樹
1
,
土屋 弘行
2
Hideki MURAKAMI
1
,
Hiroyuki TSUCHIYA
2
1名古屋市立大学整形外科
2金沢大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Nagoya City University
キーワード:
手術
,
surgery
,
脊椎腫瘍
,
spine tumor
,
腫瘍脊椎骨全摘術
,
total en bloc spondylectomy
,
TES
Keyword:
手術
,
surgery
,
脊椎腫瘍
,
spine tumor
,
腫瘍脊椎骨全摘術
,
total en bloc spondylectomy
,
TES
pp.1009-1014
発行日 2023年3月31日
Published Date 2023/3/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201992
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はじめに
本稿では,私が金沢大学整形外科に在籍していた2017年と2018年の脊椎腫瘍手術の手術記録を4点提示させていただきたい.脊椎腫瘍では,腫瘍のレベル(高位),大きさ,進展度合いが各症例さまざまであり,1例たりとも同じ症例は存在しない.定型文のように手術記録を作成することはほぼ不可能である.そのため,手術記録内に手書きで絵を描き,その絵を説明する形で文をつくって書き残すことが理想的な手術記録であると私は考えている.絵は必ず術前画像を見ながら鉛筆で下書きをした後,ボールペンでなぞって,最後に色鉛筆で色を塗っている.手術記録に絵を描くことの重要性は以下の3つと考えている.①手術の反省から技術向上につながること,②再診時に有用であること,③難症例の参考になることである.
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