Japanese
English
誌上シンポジウム 整形外科領域における抗菌薬の使い方
化膿性脊椎感染症に対する治療検討
Evaluation and Treatment for the Pyogenic Spondylitis
池田 光正
1
,
上田 広信
1
,
福田 寛二
1
,
浜西 千秋
1
Terumasa Ikeda
1
,
Hironobu Ueda
1
,
Kanji Fukuda
1
,
Chiaki Hamanishi
1
1近畿大学医学部整形外科
1Department of Orthopaedics Surgery, Kinki University School of Medicine
キーワード:
化膿性脊椎炎
,
pyogenic spondylitis
,
治療
,
treatment
,
抗菌薬
,
antibiotics
Keyword:
化膿性脊椎炎
,
pyogenic spondylitis
,
治療
,
treatment
,
抗菌薬
,
antibiotics
pp.511-514
発行日 2010年6月25日
Published Date 2010/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408101744
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最近3年間の化膿性脊椎炎の治療を検討した.画像診断はMRIが病巣レベル,範囲などの把握に優れ,第一に行われる検査となっていた.起炎菌同定には,血液培養だけでなく積極的に生検を行うことが文献学的に勧められる.保存的治療では複数の抗菌薬が併用されCRP陰性化までの期間が54日と以前の治療よりも短縮され効果を認めていた.抗菌薬使用は,PK-PD理論に基づいた投与法および併用による相乗,相加効果を生かした使用法が良好な結果となった.
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