Japanese
English
特集 高齢者の疑問にどう答えるか
喉頭・気管・嚥下領域
気管切開手術にはどのような効果と合併症があるのでしょうか?
馬場 洋徳
1
Hironori Baba
1
1新潟大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科学
キーワード:
高齢者
,
気管切開術
,
輪状軟骨開窓術
,
合併症
Keyword:
高齢者
,
気管切開術
,
輪状軟骨開窓術
,
合併症
pp.1123-1127
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000761
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はじめに
高齢化社会の中で,気管切開を必要とする高齢者数の増加が予想される。高齢者は,身体機能,認知機能の低下,さらに嚥下障害など慢性的な基礎疾患を有していることが多いため,気管切開孔を長期に使用することが自然と多くなる。術中・術後の合併症を認める症例の増加が危惧されることから,気管切開術を施行する医師は適切な術式の選択と適切な術後管理を熟知している必要がある。特に気管孔肉芽はカニューレ交換時の疼痛や出血をもたらし,時にスピーチカニューレへの移行を困難とさせてしまうことがある。これらの発生を軽減させることは,患者の苦痛を軽減するだけではなく,かかりつけ医や後方支援病院の医師の負担軽減にもつながる。

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