増刊号 臨床ですぐ役立つ! 診療ガイドライン・手引き・指針のポイント解説
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域
8.口腔・咽頭・喉頭疾患
咳嗽・喀痰
阪本 浩一
1,2
1大阪公立大学大学院医学研究科聴覚言語情報機能病態学寄附講座
2医誠会国際総合病院イヤーセンター
キーワード:
遷延性・慢性咳嗽
,
喉頭アレルギー
,
後鼻漏症候群
,
慢性鼻副鼻腔炎
,
好酸球性鼻副鼻腔炎
Keyword:
遷延性・慢性咳嗽
,
喉頭アレルギー
,
後鼻漏症候群
,
慢性鼻副鼻腔炎
,
好酸球性鼻副鼻腔炎
pp.109-113
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970050109
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POINT
◆耳鼻咽喉科医が遷延性・慢性咳嗽を診察する際には,喉頭アレルギー,後鼻漏症候群,慢性鼻副鼻腔炎,好酸球性鼻副鼻腔炎(ECRS)を中心に,咳喘息や胃食道逆流症(GERD)なども考慮する必要がある。
◆これらの疾患の診断や治療に際しては,『喀痰と咳嗽の診療ガイドライン2019』および『専門医のための遷延性・慢性咳嗽の診断と治療に関する指針2021年度版』に基づくアプローチが有用である。
◆耳鼻咽喉科医は,鼻腔・副鼻腔・喉頭疾患を中心に,呼吸器疾患や消化器疾患との関連性を見逃さない包括的な視点をもつべきである。

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