連載 治らない咳,どう診る・どう処方する?・14【最終回】
肺がんの咳嗽・喀痰
中島 啓
1
1亀田総合病院呼吸器内科
pp.410-413
発行日 2023年2月10日
Published Date 2023/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402228767
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ポイント
・肺がん患者の咳嗽では,まず肺がん進行に伴う合併症の有無(中枢気道狭窄,がん性胸膜炎,がん性リンパ管症,閉塞性肺炎など)を評価する.
・次に感染性肺炎,薬剤性肺障害,放射線肺炎の可能性を考慮する.
・最後に,COPD,間質性肺炎などの並存疾患,慢性咳嗽の原因となる他疾患の可能性を考える.
・いずれにも当てはまらなければ対症療法の強化を行う.
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