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増大号 「胃と腸」式 読影問題集2025—症例から学ぶ診断のポイント
胃 20 Cases
Case 19
Case 19
青柳 裕之
1
,
海崎 泰治
2
,
須田 烈史
1
,
内藤 慶英
1
,
波佐谷 兼慶
1
Hiroyuki Aoyagi
1
1福井県立病院消化器内科
2福井県立病院病理診断科
キーワード:
炭酸ランタン
,
慢性腎不全
,
黄色腫
,
NBI
,
H. pylori
Keyword:
炭酸ランタン
,
慢性腎不全
,
黄色腫
,
NBI
,
H. pylori
pp.1359-1361
発行日 2025年10月25日
Published Date 2025/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.053621800600101359
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臨床情報
70歳代中半,女性.主訴は黒色便と貧血.既往歴:慢性腎不全に対し,週3回の人工透析が8年間施行されていた.現病歴:施設入所中に黒色便が認められた.また,人工透析時の採血で貧血の進行が認められたため,精査目的で上部消化管内視鏡検査(esophagogastroduodenoscopy ; EGD)を施行した.入院時身体所見:身長152cm,体重46kg.眼瞼結膜に貧血あり.表在リンパ節腫脹なし.腹部は平坦・軟で圧痛なく,腫瘤を触知せず.血圧170/76mmHg,脈拍63bpm,整.入院時検査所見:WBC 3,100/μL,RBC 244万/μL,Hb 7.1g/dL,Plt 8.0万/μL,Cre 3.51mg/dL,BUN 22mg/dL,CEA 4.1ng/mL,CA19-9 72U/mL.血清抗H. pylori(Helicobacter pylori)抗体4U/mL.内服歴:アルファカルシドール,カンデサルタン,シレキセチル,ファモチジン,アムロジピンベシル酸塩,ウルソデオキシコール酸,肝臓加水分解物製剤,アズレンスルホン酸ナトリウム水和物,ビフィズス菌製剤,炭酸ランタン水和物,バルニジピン塩酸塩.

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