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特集 内科と外科のコラボレーション手術の今
[十二指腸領域におけるコラボレーション手術]
【Column】コラボレーション手術で言葉には出しにくい思いを相互理解する:内科医からの本音―光と影
Light and shadow of cooperative surgeries: the honest opinion of an endoscopist for the enhancement of mutual understanding
青柳 裕之
1
,
砂子阪 肇
1
,
波佐谷 兼慶
1
,
内藤 慶英
1
,
宇賀治 良平
1
Hiroyuki Aoyagi
1
,
Hajime Sunagozaka
1
,
Kenkei Hasatani
1
,
Yoshihide Naito
1
,
Ryouhei Ugaji
1
1福井県立病院消化器内科
キーワード:
D-LECS
,
言葉に出しにくい思い
Keyword:
D-LECS
,
言葉に出しにくい思い
pp.1609-1612
発行日 2023年11月25日
Published Date 2023/11/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001124
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はじめに
今回のコラムを作成するにあたり,一抹の不安を禁じえなかった。本音を吐露することにより,これまで協力していただいてきた外科の先生方の気持ちを不快にするのではないか,吐露した思いが偏りすぎていないかといったネガティブな方向に考えが向かった。そのため今回はPlannerの先生方にも意見をお伺いしたが,そのお返事は「事前打ち合わせなし! ぶっつけ本番でお互いに知らせることなく脱稿」とか,「入院が外科になったら内科の入院費には反映しないことなどたくさんあるじゃない」といったものであった。確かにそのとおりであるが平凡な内視鏡医にはいささか荷が重い話である。そこで外科医の立場を記載する医師と相談し,外科医師が比較的良好に治療を遂行できたと思われる症例を光の症例とし,治療時に不満,不安そして問題点を内包した症例を影として,その際に感じた心情を抽出することを本コラムの目的とした。
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