Japanese
English
特集 新組織学シリーズⅠ:最新の皮膚科学
メラノーマの新たな治療標的
Novel targets for melanoma therapy
猪爪 隆史
1
Inozume Takashi
1
1千葉大学大学院医学研究院皮膚科学
キーワード:
メラノーマ
,
遺伝子変異
,
免疫チェックポイント
,
がん抗原
,
低分子化合物
Keyword:
メラノーマ
,
遺伝子変異
,
免疫チェックポイント
,
がん抗原
,
低分子化合物
pp.602-607
発行日 2020年12月15日
Published Date 2020/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201291
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免疫チェックポイント阻害剤(抗PD-1抗体,抗PD-L1抗体,および抗CTLA-4抗体,以下ICI)や低分子化合物(BRAF/MEK阻害剤など)によって,進行期メラノーマの予後が大幅に改善した。しかし,治療抵抗性を克服したり,より多くの患者に適用したりするためには,できるだけ多くの治療標的に対応できる薬剤が必要である。本稿では,最新のがん免疫研究とがん遺伝子研究をもとに,ICIと低分子化合物,それぞれの有望な新規治療標的を紹介する。
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