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今月の特集 自己抗体検査のアップデート
〔実臨床検査のトピックス〕
腎疾患
Autoantibody testing in kidney disease
西脇 宏樹
1
,
髙橋 佑典
1
1昭和医科大学藤が丘病院内科系診療センター内科(腎臓)
キーワード:
膜性腎症
,
podocytopathy
,
抗糸球体基底膜関連腎炎
,
MN
,
GBM
Keyword:
膜性腎症
,
podocytopathy
,
抗糸球体基底膜関連腎炎
,
MN
,
GBM
pp.757-763
発行日 2025年7月15日
Published Date 2025/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690070757
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Point
●膜性腎症(MN)は近年関連する抗体が発見され,今後サブポピュレーションの特徴が明らかにされる可能性がある.
●微小変化病(MCD)と巣状糸球体硬化症では,足突起に存在するネフリンに対する抗体が検出されることがあり,その病態に関与していることが示唆される.
●抗糸球体基底膜(GBM)抗体関連疾患はⅣ型コラーゲンに対する抗体が関与しており,一過性の出現,“ワンショット”であることがその特徴である.
●免疫グロブリンA(IgA)腎症ではガラクトース欠損IgA1(Gd-IgA1)が病因の1つと考えられている.

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