増大号 サッと読めてパッとわかる! 感染症診断メモ。
1章 免疫不全関連感染症
8.抗インターフェロンγ自己抗体による免疫不全を臨床的に疑うのはどのようなときでしょうか? その場合,どのように鑑別を進めればよいでしょうか?
篠原 浩
1
1京都大学大学院医学研究科臨床病態検査学
キーワード:
抗インターフェロンγ自己抗体
,
非結核性抗酸菌
,
インターフェロンγ
,
INF-γ
,
自己抗体
,
免疫不全
Keyword:
抗インターフェロンγ自己抗体
,
非結核性抗酸菌
,
インターフェロンγ
,
INF-γ
,
自己抗体
,
免疫不全
pp.338-343
発行日 2025年4月15日
Published Date 2025/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200690040338
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●近年,自己抗体による免疫不全と感染症との関連が注目されている.
●抗インターフェロンγ(INF-γ)自己抗体による免疫不全は主に播種性非結核性抗酸菌感染症と関連し,原発性免疫不全であるメンデル遺伝型マイコバクテリア易感染症(MSMD)と似た病態を呈す.
●抗INF-γ自己抗体のスクリーニング検査としてクォンティフェロン検査(QFT-GIT)が有用である可能性が指摘されている.

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