特集 月経困難症治療あるある
患者背景と月経困難症治療あるある ライフステージに応じた月経困難症治療
小川 真里子
1
,
田島 恵
,
高松 潔
1東京歯科大学市川総合病院 産婦人科
キーワード:
Dydrogesterone
,
漢方薬
,
月経困難症
,
思春期
,
生活期
,
経口避妊剤
,
閉経周辺期
,
妊孕性温存
Keyword:
Puberty
,
Dysmenorrhea
,
Contraceptives, Oral
,
Dydrogesterone
,
Drugs, Chinese Herbal
,
Fertility Preservation
,
Perimenopause
pp.1333-1337
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2023063110
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近年,月経困難症に対する治療の選択肢が急速に拡大してきたが,その選択においては,患者の年齢やライフステージを考慮に入れる必要がある.若年の場合は機能性月経困難症が多いとされるが,将来的な子宮内膜症の発症を抑えることも念頭におく.性成熟期では基本的にいずれの治療法も選択できるが,妊娠を希望する女性に対しては,排卵を抑制しない治療法を提案する.周閉経期には器質性月経困難症の問題に加え,過多月経や過長月経も増加するため,総合的な管理が必要となる.
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