今月の臨床 知っておくべき婦人科腫瘍の臨床試験―専攻医必携マニュアル
子宮頸がん
縮小手術(腫瘍径2cm以下のⅠB1期)―JCOG1101試験/SHAPE試験
有本 貴英
1
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院産婦人科
キーワード:
ⅠB1期子宮頸がん
,
JCOG1101試験
,
SHAPE試験
Keyword:
ⅠB1期子宮頸がん
,
JCOG1101試験
,
SHAPE試験
pp.387-392
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790050387
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●腫瘍径2cm以下のⅠB1期子宮頸がんに対して,広汎子宮全摘術に代わる縮小手術が標準術式となる可能性を示した2つの臨床試験の結果が公表された.
●JCOG1101試験の結果より,ⅠB1期子宮頸がんに対し開腹準広汎子宮全摘術+骨盤リンパ節郭清術が広汎子宮全摘術に代わる新たな標準術式となることが示された.
●SHAPE試験の結果からは,間質浸潤の浅いⅠB1期子宮頸がんに対し,筋膜外単純子宮全摘術+骨盤リンパ節郭清術も選択肢となりうると考えられる.

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