今月の臨床 知っておくべき婦人科腫瘍の臨床試験―専攻医必携マニュアル
子宮頸がん
腹腔鏡下手術―LACC trial
髙橋 伸卓
1
,
武隈 宗孝
1
1静岡県立静岡がんセンター婦人科
キーワード:
子宮頸がん
,
腹腔鏡下手術
,
広汎子宮全摘出術
Keyword:
子宮頸がん
,
腹腔鏡下手術
,
広汎子宮全摘出術
pp.382-386
発行日 2025年5月10日
Published Date 2025/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790050382
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●現時点では,広汎子宮全摘出術は開腹手術で行うことが標準治療であり,腹腔鏡下手術は試験治療の位置づけである.
●LACC trialでは,開腹手術と比較して腹腔鏡下手術の予後が不良であることが示されたが,その原因については明らかになっていない.
●現在,手術手技などを規定した複数の臨床試験が行われている.その結果次第では,ロボット支援下手術を含めた子宮頸がんに対する低侵襲手術の位置づけが変わる可能性がある.

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