増刊号 ―これだけは押さえたい―最重要疾患の病態・診断・治療法
婦人科編
子宮の腫瘍・類腫瘍
子宮内膜症
山内 彩子
1
,
古株 哲也
1
,
森 泰輔
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
キーワード:
子宮内膜症
,
疼痛
,
不妊
Keyword:
子宮内膜症
,
疼痛
,
不妊
pp.278-283
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790040278
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Points
+子宮内膜症はエストロゲン依存性の慢性炎症性疾患であり,発症頻度は女性のライフスタイルの変化とともに高まっている.
+子宮内膜症は月経痛や性交痛,排便痛などの疼痛症状だけでなく,約半数に不妊症を合併し,妊娠成立のため生殖補助医療(ART)を必要とすることも多い.
+治療の選択肢は薬物療法と外科的療法があるが,患者の年齢や挙児希望などに合わせて適切なタイミングで行う必要がある.

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