増刊号 ―これだけは押さえたい―最重要疾患の病態・診断・治療法
婦人科編
子宮の腫瘍・類腫瘍
子宮頸がんとその前がん病変
小宮山 慎一
1,2
,
齋藤 有沙
1,2
,
向井 隆文
1,2
1東邦大学医学部産科婦人科学講座
2東邦大学医療センター大森病院産婦人科
キーワード：
子宮頸がん
,
子宮頸部異形成
,
標準治療
Keyword:
子宮頸がん
,
子宮頸部異形成
,
標準治療
pp.284-293
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698650790040284
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Points
＋子宮頸がんおよび上皮内腫瘍はハイリスク型ヒトパピローマウイルス（HPV）の持続感染が原因であり，HPVワクチン接種率および頸がん検診受診率の低迷により，若年層を中心に増加傾向にある．
＋細胞診，コルポスコピー，組織診，画像診断，腫瘍マーカーおよびバイオマーカーを検索し，年齢や妊孕性温存の可否を考慮したうえで診断および管理方針を決定する．
＋新たな手術療法のエビデンスや，免疫チェックポイント阻害薬を中心とした新たな薬物療法のエビデンスが続出しており，標準治療の潮流が大きく変わろうとしている．
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