今月の主題 骨粗鬆症と臨床検査
治療・予防
骨粗鬆症の治療と予防―産婦人科の立場から
岡野 浩哉
1
,
太田 博明
1
Hiroya OKANO
1
,
Hiroaki OHTA
1
1東京女子医科大学産婦人科学教室
キーワード:
骨粗鬆症
,
骨量減少
,
リスク因子
,
管理
Keyword:
骨粗鬆症
,
骨量減少
,
リスク因子
,
管理
pp.607-613
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101221
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2006年10月に『骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2006年版』が刊行された.今回のガイドライン改訂における特徴は,「脆弱性骨折予防のための薬物開始基準は,骨粗鬆症診断基準とは別に定める」とした点で,そのために骨折の危険因子を明確にしたことと,各治療薬剤のエビデンスレベルを検証し,推奨の度合いでグレード分類したことである.骨量減少者の管理に対応した「低骨密度+危険因子」という治療開始基準の明記は,実地臨床家にとって待望のものである.
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