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特集 リハビリテーション・栄養管理・口腔管理の三位一体
リハビリテーション・栄養管理・口腔管理の三位一体:総論
The integrated approach of rehabilitation, nutrition, and oral management
藤原 大
1
Dai Fujiwara
1
1公益財団法人宮城厚生協会坂総合病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Saka General Hospital
キーワード:
三位一体
,
多職種連携
,
低栄養・サルコペニア・フレイル
,
リハビリテーション栄養
Keyword:
三位一体
,
多職種連携
,
低栄養・サルコペニア・フレイル
,
リハビリテーション栄養
pp.355-362
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698220540040355
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はじめに
本邦は約3割に達する世界最高水準の高齢化率を背景に,医療のパラダイムシフトの渦中にある1).かつての「治す医療」から,生活機能の維持・向上をめざす「支える医療」への転換が求められるなかで,入院患者の主たる病態は,単一疾患による急性増悪から,多病性(multimorbidity),フレイル,サルコペニアを背景とした複雑なものへと変容した.
特に高齢入院患者における入院関連機能障害(hospital-associated deconditioning:HAD)のリスクはきわめて高く,安静臥床や禁食といった従来の急性期対応が,患者の自立を阻む要因となっている2).こうした状況を打破すべく,政府の「経済財政運営と改革の基本方針2023(骨太の方針2023)」において,「リハビリテーション,栄養管理および口腔管理の連携・推進」が明記された3).
これを受け,2024(令和6)年度の診療・介護・障害福祉サービス等報酬の「トリプル改定」では,これら三者を「三位一体」として捉える包括的マネジメントが制度化された4).本稿では,その理論的背景,協働の実践プロセス,各セッティングにおける実践,そして実装における課題について,最新のエビデンスを交えながら解説する.

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