Japanese
English
特集 リハビリテーション・栄養管理・口腔管理の三位一体
回復期における三位一体の取り組み
The triad approach of rehabilitation, nutrition, and oral management in the convalescent phase
長野 文彦
1
Fumihiko Nagano
1
1熊本リハビリテーション病院サルコペニア・低栄養研究センター
1Center for Sarcopenia and Malnutrition Research, Kumamoto Rehabilitation Hospital
キーワード:
回復期
,
栄養管理
,
口腔管理
,
三位一体
Keyword:
回復期
,
栄養管理
,
口腔管理
,
三位一体
pp.371-378
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038698220540040371
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
近年,超高齢社会の進行とともに,低栄養やサルコペニア,フレイルをはじめとする栄養障害が医療・介護現場における重要課題となっている.2023年の「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」では,高齢者の自立支援とフレイル予防の推進が掲げられ,2024年度の診療報酬改定では「リハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算」が新設された.これらの政策動向は,リハビリテーション・栄養管理・口腔管理の三位一体の取り組みを医療現場に根づかせる契機となっている.
回復期リハビリテーション病棟は,急性期での治療を終えた患者が再び日常生活へ復帰するための機能回復を担う重要なステージである.しかしその過程では,筋力低下,低栄養,嚥下障害,口腔機能低下など,複合的な問題に直面する.これらは単一の専門職による介入では十分に改善しがたく,「食べる・動く・話す(栄養・リハビリテーション・口腔)」を統合的に評価・支援する視点が求められる.
本稿では,回復期における三位一体の実践的取り組みを中心に,筆者らの施設(熊本リハビリテーション病院,以下,当院)での実践とエビデンスを通して,その臨床的意義と今後の課題を概説する.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

