特集 腎盂・尿管癌診療—今の主流を知っていますか?
【進行例・転移例に対する治療戦略 : 薬物治療アップデート—膀胱癌との共通点と相違点】
新規治療法 : ADC治療,抗TROP-2療法,抗HER2療法
橋本 士
1
,
藤田 和利
1
1近畿大学病院 泌尿器科
キーワード:
尿路上皮癌
,
抗体薬物複合体
,
TROP-2
,
HER2
Keyword:
尿路上皮癌
,
抗体薬物複合体
,
TROP-2
,
HER2
pp.824-829
発行日 2026年9月20日
Published Date 2026/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930800100824
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Point
◆エンホルツマブ ベドチン(EV)+ペムブロリズマブの登場により,抗体薬物複合体(ADC)は尿路上皮癌の一次治療を含む中心的な治療選択肢となった.
◆抗TROP-2療法では,サシツズマブ ゴビテカン(SG)が第Ⅱ相試験で抗腫瘍活性を示した一方,第Ⅲ相試験では全生存期間(OS)の有意な改善を示さず,適切な対象選択が課題である.Dato-DXdを含む新たな抗TROP-2 ADCの臨床試験も進められている.
◆抗HER2 ADCでは,ディシタマブ ベドチン(DV)がHER2低発現例にも抗腫瘍活性を示し,DV+トリパリマブは第Ⅲ相試験で化学療法に対する無増悪生存期間(PFS)およびOSの優越性を示した.T-DXdはHER2陽性の標準治療が困難な進行・再発固形癌に対して,本邦でがん種横断的に承認された.

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