特集 泌尿器科医のための透析入門—おさえておくべきミニマムエッセンス
ドライウエイト設定と除水量・除水速度の調整
米田 龍生
1,2
,
堀 俊太
1
,
藤本 清秀
1
1奈良県立医科大学 泌尿器科
2奈良県立医科大学 透析部
キーワード:
ドライウエイト
,
DW
,
除水量
,
除水速度
Keyword:
ドライウエイト
,
DW
,
除水量
,
除水速度
pp.308-314
発行日 2026年4月20日
Published Date 2026/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930800050308
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◆ドライウエイト(DW)設定の指標は,透析中の著明な血圧低下,高血圧,浮腫,胸部X線で肺うっ血がない,心胸比(CTR)50%以下(女性は53%以下)である.補助的指標としてはhHANP,下大静脈径,クリットライン,電気インピーダンス法があるが,確固たる設定方法はなく,各指標の判断も難しいため,総合的に,経時的に,個々に合わせた判断が必要である.
◆除水量/除水速度の増加は生命予後不良となるため,除水量は中2日でDWの6%未満,中2日で3%未満とし,除水速度は15mL/kg/時以下を目指す.
◆透析間の体重増加が多い場合は,透析時間延長,体外限外濾過法(ECUM)併用,別日透析(ECUM)追加,計画除水,週単位でのDW達成などを行う.体液過剰が生命予後悪化につながるため,なにより塩分制限を主とした体水分増加の管理が重要である.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

