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実験講座
クライオラマン散乱顕微鏡による細胞イメージング
cryo-Raman microscopy for molecular imaging of cells
藤田 克昌
1
Fujita Katsumasa
1
1大阪大学大学院工学研究科物理学系専攻
キーワード:
ラマン散乱顕微鏡
,
クライオ顕微鏡
,
分子イメージング
,
ラマンタグ
,
無標識イメージング
Keyword:
ラマン散乱顕微鏡
,
クライオ顕微鏡
,
分子イメージング
,
ラマンタグ
,
無標識イメージング
pp.269-274
発行日 2025年6月15日
Published Date 2025/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037095310760030269
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ラマン散乱顕微鏡は細胞内分子を無染色で網羅的に観察できるが,蛍光法と比べて感度が低く,長時間の計測が必要であるという課題がある。本研究では,細胞を急速凍結し,低温に保持した状態でラマン散乱を観察するクライオラマン散乱顕微鏡技術を開発した。これにより細胞の動きや状態変化を抑え,信号量を蓄積できるため,高感度・高精度かつ試料への光損傷が少ない細胞分子イメージングを実現できる。

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