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特集 もっとAIを活用する!—明日から使えるヒントと将来展望
≪AI診断の展望≫
眼科領域におけるAI診断の現状と展望—もっとJapan Ocular Imaging(JOI) Registryを活用しよう
Current status and future prospects of AI diagnosis in ophthalmology
三宅 正裕
1
Masahiro Miyake
1
1京都大学大学院医学研究科眼科学教室
キーワード:
Japan Ocular Imaging Registry
,
オキュロミクス
,
AI
,
プログラム医療機器
Keyword:
Japan Ocular Imaging Registry
,
オキュロミクス
,
AI
,
プログラム医療機器
pp.209-214
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.037055790800020209
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●日本眼科学会が主導するJOI Registryは,全国の医療機関から眼底画像・OCT画像などを自動収集・標準化する国内最大規模のデータベースである。「自動化・標準化・利活用・還元」の4原則に基づき,データが研究を生み,その成果が再び臨床現場へフィードバックされる世界の実現を目指している。
●JOI Registryのデータを活用して開発された「眼底年齢推定」「性別推定」「代謝関連指標(血圧・血糖値など)推定」などのAIモデルが無償公開されているほか,JOI Registry会員向けに無償公開データセットが準備されている。これにより,データを十分にもたない研究者でも研究が可能となるほか,眼から全身の健康を探る「オキュロミクス」の基盤としても機能している。
●AIのフェーズは開発から社会実装へと移行しており,JOI RegistryはPMDAの承認を得たAI医療機器(SaMD)開発や市販後調査などの規制対応を支えるインフラとなりつつある。医師・研究者・企業が連携し,単にAIを使うだけでなく,臨床データを通じてともにAIを「育て」,社会実装を持続的に支える共創の場としての役割を担う。

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