病気のはなし
肺癌
渡邊 広祐
1
1東京大学大学院医学系研究科次世代プレシジョンメディシン開発講座
pp.350-354
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530030350
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Point
●喫煙や大気汚染,アスベスト曝露の他に,慢性閉塞性肺疾患のような呼吸器疾患がリスクとなる.
●日本における癌死亡原因の第1位であり,非小細胞肺癌が約85%,小細胞肺癌が約15%を占める.
●病理学的に確定診断し,画像検査により臨床病期を決める.進行非小細胞肺癌では薬物治療の選択のために遺伝子検査も重要である.
●非小細胞肺癌では遺伝子検査に基づく治療選択により予後が改善されているが,小細胞肺癌は予後不良である.
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