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書評 東大医学部生が受けているダイバーシティ&インクルージョンの授業―「建前」から「納得」へ 11人の講義動画付き
寺岡 征太郎
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1帝京大学医療技術学部看護学科精神看護学
pp.592
発行日 2026年10月25日
Published Date 2026/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950670050592
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この大事な「居心地の悪さ」
ダイバーシティやインクルージョンという言葉自体は、ずいぶん身近なものになったように感じる。一方で、その意味を深く理解し、適切に使えている感覚は持てずにいた。そんななかで本書に出会った。
私が担当する精神看護学の授業では、精神障害のある当事者の方々をゲストスピーカーとしてお招きし、学生との対話や交流の機会をつくってきた。リアクションペーパーからは、多くの学生が自分のなかの偏見を再認識したり、当事者からのメッセージに励まされたりする様子が読み取れた。協力してくださる当事者の方々からも、語ることで自身のリカバリーを感じたという感想を聞く。この授業の展開には意味があると思ってきたし、今もそれを否定するつもりはない。ところが読み進めるうちに、この授業のことが何度も頭に浮かび、思い出すたびに少し居心地が悪くなった。

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