連載 医療現場の「働き方改革」医療の質を担保しつつ労働負荷を低減させる方法・10
病院におけるダイバーシティ・マネジメント
福島 通子
1
,
山本 悠子
1
1塩原公認会計士事務所
pp.795-799
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541211287
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「多様性を活かして組織の力を高める」といった考え方が,ここ数年で急速に社会に浸透している.多様な働き方が「働き方改革」の推進に効果的に作用することが実証され始め,新聞の企業欄やビジネス誌などで取り組み事例を目にすることも増えてきた.次世代育成支援対策法,女性活躍推進法の整備,表彰制度「ダイバーシティ経営企業100選プライム」ⅰの創設といった政府の施策も後押しとなり,ダイバーシティ推進の潮流は,今後ますます勢いを増していくと思われる.
今回は,働き方改革の一つの手段として,病院におけるダイバーシティ・マネジメントの好事例を参考に,「多様性を活かして組織の力を高め」,活性化させるためのマネジメントを考えてみたい.
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