特別記事
看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂―改訂のポイントとそのねらいについて
渡邉 美和
1,2
1前 文部科学省 高等教育局医学教育課
2東都大学幕張ヒューマンケア学部看護学科
pp.352-358
発行日 2025年6月25日
Published Date 2025/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.004718950660030352
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看護学教育モデル・コア・カリキュラム改訂の背景
看護学教育モデル・コア・カリキュラムとは
看護学教育モデル・コア・カリキュラム(以下、看護学教育コアカリ)は、看護系大学の急増と看護学教育の充実に対する社会的要請の高まりを背景に、学士課程における看護師養成教育の充実と質保証のため、文部科学省に設置された「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会(2016―2017)」で取りまとめられ、2017(平成29)年に策定された。
学生が卒業時までに身につけておくべき必須の看護実践能力について、その修得のために看護系の全ての大学が共通して取り組むべき学修目標を列挙し、各大学におけるカリキュラム作成の参考となるよう示したものである。

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