特集 プライマリ・ケアにおける患者安全・質改善の地平線
特集にあたって
綿貫 聡
1
1医療法人社団おうちの診療所
pp.1470-1471
発行日 2026年9月10日
Published Date 2026/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630101470
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長らく「患者安全」や「医療安全」という言葉は,高度に管理・統制が可能な急性期病院において,いかにして医療事故を防ぐかという文脈とほぼ同義で語られてきました.しかし,地域包括ケアシステムが社会の隅々まで浸透し,未曾有の超高齢社会を迎えた日本において,医療の最前線は病院で完結することはなく,地域全体,そして患者さんの「生活の場」へと着実に広がってきています.
病院での急性期医療と,診療所での訪問診療・地域医療の双方に関わってきた一人の医師として日々痛感しているのは,プライマリ・ケアの現場が直面している「安全」のあり方が,病院のそれとは根本的に異なる難しさをもっているという事実です.

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