特集 精神科×内科—患者と家族を支えるために知っておきたい見えない“こころ”のこと
終末期の患者とのかかわり方
患者の気持ちを考えながら治療するということ—終末期の輸液の場合
森田 達也
1
1聖隷三方原病院緩和支持治療科
キーワード:
緩和ケア
,
寄り添う
,
輸液
Keyword:
緩和ケア
,
寄り添う
,
輸液
pp.1079-1083
発行日 2025年6月10日
Published Date 2025/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620071079
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Point
◎医師として患者の精神的サポートをするということは,日々の治療選択において患者からみた意味をふまえて選択するということである.
◎終末期の輸液は,医学的エビデンスのみならず,患者が輸液をどのようにとらえているかが治療を決める要因になる.
◎医学的な意味は乏しいと思われるごく少量の輸液が終末期患者のこころの準備にとって良いという研究知見がある.

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