特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
各論
高血圧
西 明博
1
1亀田総合病院在宅診療科
キーワード:
在宅医療
,
高血圧
,
ナラティブ
,
個別性
,
マルチモビディティ
,
起立性低血圧
Keyword:
在宅医療
,
高血圧
,
ナラティブ
,
個別性
,
マルチモビディティ
,
起立性低血圧
pp.412-417
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030412
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Point
◎多くの在宅患者では,高血圧治療による長期予後改善のエビデンスは乏しく,低血圧の害が生じやすい.
◎「患者と高血圧の物語」を探り,対話のなかで治療目標を再設定する.
◎治療する場合は,収縮期血圧150〜160 mmHg以上で治療を開始し,130〜140 mmHg程度を目標にするのが大まかな目安になる.
◎生活指導はQOLを重視し,生活に則した無理のない指導を行う.
◎終末期患者では患者の心情に配慮しつつ前向きな治療中止を提案する.

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