特集 いつものアノ病気,アノ状態—“在宅で診るときならでは”の「コツ」!
各論
脂質異常症
山田 龍之介
1,2
,
和田 幹生
3
1関西家庭医療学センター
2浅井東診療所
3金井病院
キーワード:
在宅医療
,
脂質異常症
,
スタチン
,
訪問栄養管理指導
,
ポリファーマシー
,
QOL
Keyword:
在宅医療
,
脂質異常症
,
スタチン
,
訪問栄養管理指導
,
ポリファーマシー
,
QOL
pp.418-422
発行日 2025年3月10日
Published Date 2025/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620030418
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Point
◎在宅医療では患者背景を直接観察することができ,外来とは異なった栄養指導ができる.また,自施設内に管理栄養士がいなくても訪問栄養食事指導を実施することは可能である.
◎高齢者において2次予防目的のスタチン投与は極力継続する.1次予防もある程度推奨されているが,フレイル・薬物相互作用・認知機能・マルチモビディティ・患者の好みなどを考慮する必要がある.
◎スタチンは高齢者でも副作用が比較的少なく使いやすいが,薬物相互作用やポリファーマシーに注意が必要である.
◎高齢者だからという理由のみでスタチンは終了せず,QOL・予後・患者の意向などを考慮しながら終了時期を検討する.

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