特集 明日から始める「性差医療」—性差とライフステージを考える
領域あるいは疾患ごとの性差を踏まえた診療実践
薬剤代謝における性差—臨床試験と医薬品情報からの解析
佐藤 洋美
1
,
伊藤 翼
1
,
樋坂 章博
1
1千葉大学大学院薬学研究院臨床薬理学研究室
キーワード:
臨床薬理試験
,
薬物動態
,
医薬品開発
,
有害事象自発報告データベース
Keyword:
臨床薬理試験
,
薬物動態
,
医薬品開発
,
有害事象自発報告データベース
pp.310-314
発行日 2025年2月10日
Published Date 2025/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620020310
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Point
◎治験の薬物動態試験は,開発相を考慮して男女それぞれ実施されることが望ましい.
◎男女別の臨床試験データの解析は,市販後の安全で効果的な医療の予測に重要となる.
◎医薬品の効果・副作用の個人差を,薬物動態要因と薬力学的要因に分類し,性差発現機構を理解しマネジメントにつなげることが重要である.
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