Japanese
English
症例報告
カルミンによる眼周囲の接触皮膚炎の1例
A case of periorbital contact dermatitis caused by carmine
小西 悠介
1
,
峠岡 理沙
1
,
益田 浩司
1
,
福本 毅
1
Yusuke KONISHI
1
,
Risa TAMAGAWA-MINEOKA
1
,
Koji MASUDA
1
,
Takeshi FUKUMOTO
1
1京都府立医科大学皮膚科
1Department of Dermatology, Kyoto Prefectural University of Medicine
キーワード:
カルミン
,
コチニール色素
,
接触皮膚炎
Keyword:
カルミン
,
コチニール色素
,
接触皮膚炎
pp.13-17
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002149730800010013
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 26歳,女性.数年来,両眼周囲に瘙痒を伴う紅斑や腫脹を繰り返していた.職業上,化粧の継続使用が必要であり,アイメイク使用後に症状が悪化する傾向があった.使用していたアイシャドウはカルミンを含有していた.皮疹出現時に使用していた化粧品および標準試薬によるパッチテストを実施した結果,カルミンのみに陽性を示し,他はすべて陰性であった.またコチニール色素特異的IgEも陽性であった.以上よりカルミンに対する即時型および遅延型のアレルギーが併存する可能性が示唆された.受診が途絶えてしまい経過については不詳である.コチニール色素は遅延型アレルギーの原因となり,また残存する虫体由来蛋白が即時型アレルギーの原因となる可能性がある.自験例からは,化粧品に対するアレルギーの診断において,問診・使用製品の成分確認・至適濃度での検査,および即時型アレルギーも視野に入れた包括的な評価の重要性が再認識された.

Copyright © 2026, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

