Japanese
English
症例報告
Bilateral Estlander flapにより再建した下口唇癌の1例
A case of lower lip cancer managed by reconstruction with the bilateral Estlander flap
芳賀 貴裕
1
,
瀨川 康二朗
1
Takahiro HAGA
1
,
Kojiro SEGAWA
1
1気仙沼市立病院皮膚科
1Division of Dermatology, Kesennuma City Hospital, Kesennuma, Japan
キーワード:
下口唇
,
全層欠損
,
bilateral
,
Estlander flap
Keyword:
下口唇
,
全層欠損
,
bilateral
,
Estlander flap
pp.1013-1017
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002149730790131013
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 86歳,男性.下口唇に紅色結節が出現したため当科を受診した.生検検体の病理組織学的検討では扁平上皮癌であり,拡大切除した.下口唇は1/3の欠損までは,機能的,整容的に問題なく縫縮できるといわれているが,それ以上の欠損をきたす場合には,何らかの組織移植術による再建が必要になる.自験例は,外科的マージンを5 mmに設定した場合,下口唇の1/2以上が欠損するため,下口唇のボリュームの減少を補いながら,左右対称性を考慮する再建法を検討した.腫瘍を全層で切除後,オトガイ部皮膚と皮下脂肪織を逆M字型に切除して縫縮した.口角の位置を左右対称にするため,下口唇の両側口角部を切開し,両側上口唇外側から同じ大きさのEstlander flapにより再建した.同法は1期的に再建できる有用な方法であると考えた.

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

