連載 Clinical Exercise・220
Q考えられる疾患は何か?
林 耕太郎
1
1帝京大学医学部皮膚科学講座
pp.971-972
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002149730790130971
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■症 例■
患 者:33歳,女性
主 訴:両手指爪の変形
既往歴・家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:約2年前に左Ⅳ指爪の変形が出現した.近医で湿疹に伴う爪変形と診断されステロイド軟膏を外用した.その後も爪甲剝離と指尖の紅斑が新たに出現し,約1年前からは両Ⅰ指の爪も変形した.別の近医で陥入爪と診断されワイヤー挿入を繰り返し施行されるも無効で当科を紹介された.
初診時現症:右手はⅠ指に爪甲剝離を認めた(図1a).左手はⅠ,Ⅱ,Ⅳ指に爪甲剝離と油滴変色を認め,Ⅲ指に爪甲剝離を軽度認めた.左Ⅰ,Ⅱ指の指尖部には鱗屑を伴う紅斑を伴っており,爪甲の両側縁部側爪郭の皮膚に食い込んでいた(図1b〜d).
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