連載 Clinical Exercise・218
Q考えられる疾患は何か?
吉田 哲也
1
1国立病院機構東京医療センター皮膚科
pp.799-800
発行日 2025年10月1日
Published Date 2025/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002149730790110799
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■症 例■
患 者:71歳,女性
主 訴:口唇びらん
既往歴:直腸癌.C型肝炎の既往なし.
喫煙歴:なし.
現病歴:7年前,下口唇にびらんが出現し軽快しないため当科を受診した(図1).下口唇左側に浅いびらんを認めた.口腔内には皮疹を認めなかった.
現 症:経過観察中にびらんは軽快,増悪を繰り返していたが,下口唇の隆起が目立つようになった(図2).
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