書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

実践! 輸血療法Q&A

実践! 輸血療法Q&A
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 大坂 顯通 (編著)

順天堂大学大学院医学研究科輸血・幹細胞制御学名誉教授

その他の著者 塩野則次,岡田尚子,山本晃士,加藤栄史,熊川みどり

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2021年8月3日

ページ数 187

判型 A5判

印刷版ISBN 978-4-498-01930-0

印刷版発行年月 2021年8月

書籍・雑誌概要

輸血療法を行ううえで生じうるトラブルや疑問点をQ&A形式で解説.基本的ながらも教科書には載っていないような問題など,現場で聞こえるリアルなQuestionを選りすぐった.設問は医師編と看護師編に大別し,医師編はさらに分野別とシチュエーション別に分けることで,知りたい情報に用意にアクセスできるようにまとめた.キーワードから逆引きできるミニキーワード集も収載.学びやすいから頭に入る,使い勝手抜群の1冊だ.

目次

I 医師編
1.分野別
  1-1.分野共通〈大坂顯通〉
   Q001 輸血療法において医師が果たすべき役割とは何か
   Q002 輸血を安全に行うためにどのような院内体制が必要か
   Q003 輸血を行うためにインフォームド・コンセントは必要か
   Q004 病院の事務部長から輸血管理料を取得できないかと言われた
   Q005 輸血療法委員会の議題は「輸血療法の実施に関する指針」の改正であった
   Q006 病院の事務部長から合同輸血療法委員会に出席するように言われた
   Q007 血液型検査を依頼したら判定保留の結果が返ってきた
   Q008 患者家族から生後1カ月の子どもの血液型を調べてほしいと言われた
   Q009 輸血の説明中に,患者から放射線を照射した血液製剤を輸血しても大丈夫かと言われた
   Q010 輸血を予定している患者の入院時検査で寒冷凝集素が強陽性と判定された
   Q011 輸血部門の臨床検査技師から輸血オーダを修正するように言われた

  1-2.外科系〈大坂顯通〉
   Q012 手術用準備血は十分過ぎるほど用意すべきか
   Q013 手術用準備血はすべて交差適合試験を済ませたものを用意するのか
   Q014 手術予定日前日に,患者の不規則抗体が陽性であることが判明した
   Q015 指導医から院内採血の新鮮血を申込むように言われた
   Q016 手術に際して,輸血は行わないでほしいと言われた
   Q017 自分の血液で手術をしたいと言われた
   Q018 自己血を800mL貯血した患者の輸血の申込みに際して,手術用準備血は自己血製剤のみオーダすれば良いか
   Q019 Hb値9.0g/dLと貧血を認めるが,自己血貯血を行うことは可能か
   Q020 自己血の採血中に,患者の顔が青ざめ冷汗が出てきた
   Q021 自己血を800mL貯血したが,予定した手術日が延期になった
   Q022 自己血貯血を行った患者が他院で手術をすることになった
   Q023 回収式自己血輸血はどのように行うのか
   Q024 希釈式自己血輸血は有効か
   Q025 輸血中に患者がショック状態に陥った
   Q026 人工呼吸器装着中の患者で,輸血開始後に尿道カテーテルから赤褐色尿が出現した
   Q027 輸血後10日目の患者に貧血と血尿が出現した
   Q028 輸血後に血液生化学検査で血清カリウム濃度が増加した
   Q029 アフェレーシス中に患者が口のしびれを訴えた

  1-3.内科系〈大坂顯通〉
   Q030 鉄欠乏性貧血の患者(Hb値6g/dL)に赤血球輸血を行う適応はあるか
   Q031 血液透析中の腎不全患者で貧血が進行した
   Q032 血小板輸血の際に,赤血球輸血と同様にABO血液型は一致させるべきか
   Q033 血小板数5万/μLの患者で血小板輸血の適応はあるか
   Q034 特発性血小板減少性紫斑病の患者に血小板輸血を行うことは適切か
   Q035 血栓性血小板減少性紫斑病の患者に血小板輸血を行うことは適切か
   Q036 劇症肝炎の患者が入院して血漿交換を行うことになった
   Q037 輸血感染症のリスクは血漿分画製剤と新鮮凍結血漿で違いはあるか
   Q038 非代償期肝硬変患者にアルブミン製剤を投与する適応はあるか
   Q039 輸血依存性の患者で注意すべきことは何か

  1-4.その他の輸血療法〈大坂顯通〉
   Q040 小児に対する輸血療法は成人の輸血療法と違いはあるか
   Q041 妊娠時の感染症検査でHTLV-Iが陽性と判定された
   Q042 重症黄疸の新生児が入院した
   Q043 外来経過観察中の妊婦が超音波検査で胎児水腫が疑われた
   Q044 新生児の貧血が進行した
   Q045 感染症を併発した好中球減少症患者に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を投与したが好中球数が増加しない

2.シチュエーション別
  2-1.手術・大量出血関連
   Q046 胸部大動脈瘤の手術が予定された.輸血はどのように準備すればよいか〈塩野則次〉
   Q047 68歳男性,血尿を主訴に来院.膀胱がんと診断され,膀胱全摘除術と回腸導管による尿路変向術が予定されている.既往歴に高血圧があり,カルベジロールを内服している.術前Hb値は7.2g/dLと貧血を認めるが,その他症状や異常所見なし.本患者の術前に赤血球輸血は必要であるか〈岡田尚子〉
   Q048 肝がん合併肝硬変患者が肝がん摘出手術を行うことになった.術前より凝固障害と血小板減少を認めているが,術前〜術中のFFPおよび血小板輸血はどのように行うべきか?〈山本晃士〉
   Q049 75歳女性,150cm,45kg,術前値Hb 11.0g/dL.頸胸椎側弯症の診断で,第7頸椎から第8胸椎の脊椎固定術を施行中である.予定している固定部位の半分まで手術が進行した時点で出血量が1,000mLを超え Hb値は6.9g/dLまで低下した.どの時点で輸血を開始すべきか? 出血量がどの程度増加したらFFP 投与を行うべきか〈岡田尚子〉
   Q050 76歳男性,胃がんに対して胃全摘術が予定されている.既往歴として,大動脈弁閉鎖不全症に対する生体弁置換術と術後感染による再置換術があり,2度の輸血歴がある.不規則抗体(抗E抗体)が陽性である.一般的に,胃全摘術の出血量が 300gである病院であれば,輸血オーダはタイプ&スクリーン(T&S)である.本症例の輸血オーダはT&S で良いか〈岡田尚子〉
   Q051 48歳女性,大量の吐血によるショック状態の患者が搬送されてきた.ただちに血液型検査とパイロット採血を行い,緊急輸血を開始した.その後,血液型はA型,RhD陽性であったが,不規則抗体スクリーニング検査において不規則抗体の存在が疑われた.輸血はどのように行うべきか〈塩野則次〉
   Q052 心臓血管外科手術中にAB型RhD陰性の患者が大量出血を起こして緊急で大量の輸血が必要となった.どのような輸血対応を取るべきか〈山本晃士〉
   Q053 常位胎盤早期剥離,胎児徐脈のため緊急帝王切開手術(NICE 分類カテゴリー1:超緊急手術)の申込みがあった.外出血は少なく,超音波画像で胎盤肥厚が認められた.出血量が多くないにもかかわらず産科医は FFPを投与するよう指示した.現時点で FFP の投与は必要ないのではないか〈岡田尚子〉
   Q054 腹腔内の手術後,ドレーンから淡血性液の漏出が続いており,軽度の血小板減少(10万/μL弱)とPT, APTT値の軽度延長(50%前後)を認めている.どのような輸血対応を取るべきか?〈山本晃士〉
   Q055 まれな血液型の患者で,膝の人工関節置換術を計画している.自己血輸血は可能か〈塩野則次〉
   Q056 自己血貯血において,400mLの採血バッグに半分程度しか採血できなかった.使用しても良いか〈大坂顯通〉

  2-2.内科関連
   Q057 がん患者の化学療法後に生じた貧血に対して,赤血球輸血の適応となるHb値はどれくらいか〈加藤栄史〉
   Q058 がん患者の化学療法後に生じた血小板減少症に対して,血小板輸血の適応となる血小板数はどれくらいか〈加藤栄史〉
   Q059 痔核の慢性的な出血により生じた貧血は,赤血球輸血の適応となるか〈加藤栄史〉
   Q060 播種性血管内凝固(DIC)を併発した白血病患者の血小板減少症は,血小板輸血の適応となるか〈加藤栄史〉
   Q061 敗血症患者が3万/μL以下の高度な血小板減少とPT, APTT値の延長を呈していた.FFPおよび血小板輸血はどうすべきか?〈山本晃士〉
   Q062 28歳女性,初産婦,非妊娠時の体重50kg,既往歴に特記すべきことなし.妊娠26週に血小板数4.4万/μLと低値を指摘され,血液内科にコンサルトされた.妊娠28週に血小板数2.8万/μLとさらに低下したため副腎皮質ステロイド剤による治療を開始した.その後,血小板数の増減を繰り返すため免疫グロブリン大量療法を施行したが反応が悪く,妊娠35週(58kg)には血小板数2万/μLとなり,血小板製剤10単位を輸血して 4.8万/μL まで増加した.この血小板数の増加は想定通りか〈岡田尚子〉

  2-3.輸血副作用・合併症関連
   Q063 赤血球輸血中に38℃以上の発熱が発症した.輸血は中止するべきか〈加藤栄史〉
   Q064 血小板製剤を輸血中に38℃以上の発熱が発症した. 輸血は中止するべきか〈加藤栄史〉
   Q065 輸血開始後じんま疹が出現した.どうのように対処すれば良いか〈熊川みどり〉
   Q066 FFP-480 1パックを輸血後しばらくして,患者が呼吸苦を訴え始めた.何を考え,どのような治療を行うべきか〈山本晃士〉
   Q067 輸血中に患者から血尿がみられた.輸血との関係はあるか〈熊川みどり〉
   Q068 輸血しすぎて問題になることはあるか〈塩野則次〉

  2-4.その他
   Q069 過誤輸血はどのような場合に疑われるか.またそのような場合にはどう対処すれば良いか〈熊川みどり〉
   Q070 25歳男性,多発交通外傷にて搬送された.持続する腹痛を訴える.血液型,血算,血液生化学検査,血液ガス検査が行われた.血液型オモテ検査とウラ検査の結果不一致が報告された.腹腔内出血のため緊急手術となった.血液型検査でオモテ検査とウラ検査の結果不一致の場合どう対応するのか?〈塩野則次〉
   Q071 血液型不明の患者が出血性ショックの状態で搬送されてきた.どのような輸血対応を取るべきか〈山本晃士〉
   Q072 血液型検査の結果,本人の記憶とは異なるABO血液型だといわれた〈大坂顯通〉
   Q073 赤血球製剤は室温に戻してから輸血すべきなのか,冷たいままでも良いのか〈大坂顯通〉
   Q074 赤血球製剤を室温に放置したことが翌日に判明した.そのまま使用しても良いか〈大坂顯通〉
   Q075 他院から血液バッグも一緒に患者が搬送された.その血液製剤は使用しても良いか〈大坂顯通〉
   Q076 血小板輸血を行ったが血小板数が増加しない.どのように対処すべきか〈大坂顯通〉
   Q077 腹水を伴う肝硬変患者において,血清アルブミン値(1.9g/dL)と低い場合にアルブミン製剤投与の適応となるか〈加藤栄史〉
   Q078 輸血のルートはどこから確保すれば良いか.またその際に針はどの位まで細くても大丈夫か〈熊川みどり〉
   Q079 輸血用血液はどれ位の速度で輸血すべきか〈熊川みどり〉

II 看護師編〈大坂顯通〉
   Q080 輸血療法において看護師が果たすべき役割とは何か
   Q081 輸血を行う患者にリストバンドの装着は必要か
   Q082 輸血の準備に際して,効率を重視して2人分をまとめて準備しても大丈夫か
   Q083 輸血の準備中に,ABO血液型の結果はあったが不規則抗体スクリーニングの結果は不明であった.そのまま輸血を行っても大丈夫か
   Q084 輸血の準備に際して,点滴セットを使用しても良いか
   Q085 赤血球製剤の外観をチェックしたら黒みを帯びていた.輸血を行っても大丈夫か
   Q086 血小板製剤が病棟に届いたが,患者がMRI検査のため病棟におらず3時間後に病棟へ戻ってきた.そのまま輸血を行っても良いか
   Q087 輸血ルートは他の輸液剤のルートと共有しても大丈夫か
   Q088 輸血実施前に患者のバイタルサインをチェックすることは必要か?
   Q089 ベッドサイドにおいて,看護師1人で輸血を行っても良いか
   Q090 「輸血療法の実施に関する指針」で謳われている「2人による読み合わせ確認」はどのような項目をチェックすべきか
   Q091 輸血前のダブルチェックに際して,2人の看護師が同時にチェック項目を読み合わせて確認した.手技として問題ないか
   Q092 携帯端末(PDA)を使用する電子照合は行う必要があるのか
   Q093 輸血開始後は,何を念頭において患者観察を行えば良いのか
   Q094 夜勤帯で看護師が少ないが,医師から輸血を開始するように言われた
   Q095 輸血検査用患者検体の採血で過誤が生じた場合,通常検体の採血よりもリスクは高いか
   Q096 解凍後3時間以上経過した新鮮凍結血漿を使用しても良いか
   Q097 病棟で保管していた新鮮凍結血漿が破損した
   Q098 すべての血液製剤に白血球除去フィルターを使う必要はあるか
   Q099 輸血部門の臨床検査技師から,輸血の実施手順を確認したいと言われた
   Q100 小児科病棟で赤血球輸血の準備中,処置室でシリンジに血液を引き,残血の血液バッグは処置台に置いておいた.手技として問題ないか

III ミニキーワード集〈大坂顯通〉
  ■和文(アイウエオ順)
  ■欧文(アルファベット順)