書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
実践! 輸血ポケットマニュアル
筆頭著者 大坂 顯通 大久保 光夫 (著)
順天堂大学大学院医学研究科 輸血・幹細胞制御学 教授/順天堂大学大学院医学研究科 輸血・幹細胞制御学 准教授,順天堂大学医学部附属浦安病院 輸血室長
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年12月31日
ページ数 180
判型 B6変
印刷版ISBN 978-4-498-01928-7
印刷版発行年月 2018年5月
書籍・雑誌概要
臨床現場で行う輸血療法の知識や手技のポイントをコンパクトにまとめた.携帯性に優れたポケットサイズであり
ながら,実地で必要な知識を網羅.最大の特徴は,輸血療法を行うプロセスに沿って,シチュエーション別に組み
立てていること.さらに,「なぜ」その作業を行わなければいけないのか,その理由と共に解説することで,読者
が理解しやすいよう工夫した.後半にはミニキーワード集も付いた,使い勝手抜群の頼れる1冊だ.
目次
I.輸血療法概論
1.輸血療法について(大久保光夫,大坂顯通)
(1)輸血療法の基本的な考え方
(2)輸血用血液製剤の製造過程と医療機関への供給体制
-1 輸血用血液製剤の製造過程
-2 輸血用血液製剤の供給体制
(3)輸血用血液製剤の安全対策
-1 日本における血液事業の流れ
-2 輸血感染症の防止対策
-3 その他の安全対策
(4)輸血療法のガイドラインについて
2.輸血療法の概要(大久保光夫,大坂顯通)
(1)輸血療法のカスケード
(2)輸血療法の概要
-1 医師の役割
-2 臨床検査技師の役割
-3 看護師の役割
(3)輸血療法の実際
-1 周術期輸血とそれ以外の輸血療法
-2 輸血実施部署別の輸血療法
-3 危機的出血への対応
-4 自己血輸血
-5 小児の輸血療法
-6 宗教的輸血拒否
II.輸血療法の実際
1.輸血の決定を行う【医師】(大久保光夫,大坂顯通)
(1)患者に対する輸血の必要性を決定する
(2)輸血用血液製剤あるいは血漿分画製剤を選択する
-1 輸血用血液製剤
-2 血漿分画製剤
(3)輸血量を決定する
-1 赤血球製剤
-2 血小板製剤
-3 新鮮凍結血漿
-4 アルブミン製剤
(4)輸血同意書を取得する
(5)輸血の申込みを行う
2.患者検体を採血する【看護師】(大坂顯通)
(1)患者の血液型を確認する
-1 ABO血液型
-2 Rh血液型
(2)患者の不規則抗体の有無を確認する
(3)交差適合試験を依頼する
3.輸血関連検査を行う【臨床検査技師】(大久保光夫,大坂顯通)
(1)ABO血液型検査を行う
-1 ABO血液型検査
-2 ABO血液型検査の実際
(2)Rh血液型検査を行う
-1 Rh血液型検査の実際
-2 Rh D variantについて
(3)不規則抗体検査を行う
-1 不規則抗体検査の実際
(4)交差適合試験を行う
-1 交差適合試験
-2 交差適合試験の検査法
(5)患者検体を保存する
4.輸血の準備を行う【看護師】(大坂顯通)
(1)輸血実施部署に届いた輸血用血液製剤を確認する(受け入れ時確認)
(2)輸血の準備は,1回に1患者ごとに行う
(3)輸血の準備を行う場合は,2人で読み合わせ確認(ダブルチェック)を行う
(4)輸血用血液製剤の外観をチェックする
5.ベッドサイドで輸血を実施する【看護師・医師】(大坂顯通)
(1)輸血開始前に,患者のバイタルサインを確認する
-1 発熱反応
-2 アナフィラキシー反応
-3 輸血関連急性肺障害と輸血随伴循環過負荷
(2)輸血実施時は,ベッドサイドで2人によるダブルチェックを行う
(3)輸血実施時は,ベッドサイドで2人による読み合わせ確認に加えて,電子照合を行う
(4)輸血速度を確認する
(5)輸血開始5分後および15分後に,患者の状態を観察する
-1 アナフィラキシー反応
-2 急性溶血反応
6.輸血副反応の有無をチェックする【看護師・医師】(大坂顯通)
(1)看護師の立場で輸血副反応をチェックする
-1 患者検体を採血する
-2 輸血の準備を行う
-3 ベッドサイドで輸血を実施する
(2)医師の立場で輸血副反応をチェックする
-1 輸血の決定を行う
-2 ベッドサイドで輸血を実施する
-3 遅発性の輸血副反応をチェックする
(3)輸血副反応の概説
-1 溶血性副反応
-2 非溶血性副反応
III.ミニキーワード集(大坂顯通)
和文(アイウエオ順)
欧文(アルファベット順)
参考図書