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外科系医師が知っておくべき創傷治療のすべて

外科系医師が知っておくべき創傷治療のすべて
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筆頭著者 一般社団法人 日本創傷外科学会 (監)

その他の著者 鈴木茂彦/寺師浩人

南江堂

電子版ISBN 978-4-524-24128-6

電子版発売日 2017年10月30日

ページ数 310

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-524-25486-6

印刷版発行年月 2017年4月

DOI https://doi.org/10.15106/9784524254866

書籍・雑誌概要

創傷外科治療、いわゆる「けが」「キズ」「キズあと」の治し方に関する知識・技術は形成外科医だけでなく、外科領域を中心として医師に広く求められる。近年では生体反応のメカニズムや環境・力学的要因など基礎面でもアップデートがみられ、臨床医は最新の情報にふれておく必要がある。創傷外科治療のエキスパートである創傷外科専門医の基本的な考え方、縫合技術、創処置技術について解説し、創傷外科専門医を目指す形成外科医や外科系医師のみならず、一般開業医、在宅医療に従事する医師にも役立つ一冊。

目次

【内容目次】
I.外科系医師が知っておくべき創傷治療の基本
 A.創傷とは
  1.創傷の定義ならびに急性創傷と慢性創傷の違い
  2.急性創傷
  3.慢性創傷
 B.創傷治癒の原理と考え方
  1.創傷治癒の原理
   1)創傷治癒の基礎-上皮化まで
   2)創傷治癒の必須条件
   3)瘢痕の成熟過程
  2.急性創傷の治癒過程
   1)分層皮膚欠損創の治癒過程
   2)全層皮膚欠損創の治癒過程
   3)瘢痕の肥厚と炎症の遷延化
  3.慢性創傷の病態
   1)慢性化する原因
   2)TIME理論とwound bed preparation
 C.創傷外科治療における基本的考え
  1.院内感染対策
  2.縫合の基本手技
  3.保存治療
   1)総論
   2)局所陰圧閉鎖療法(洗浄型を含む)
II.急性創傷治療の実際
 A.外傷の初期治療
  1.顔面外傷の診断と初期治療
   1)軟部組織損傷
   2)骨折を伴っている場合
  2.手の外傷-診断と初期治療
   1)皮膚,皮下のみの場合
   2)深部組織まで及ぶ場合の初期対応
   3)切断肢(指)の初期対応
  3.手以外の四肢の外傷
   1)軟部組織のみの損傷
   2)骨折を伴う場合の初期対応
 B.熱傷
  1.深さ,面積の診断
  2.初期治療
   1)冷却,減張切開などの初期対応
   2)広範囲熱傷全身初期治療
  3.局所治療
   1)保存的治療
   2)植皮手術の適応について
   3)特殊な部位の熱傷
 C.手術創
  1.開腹,開胸手術後の縫合法
  2.トラブルの原因と対策
  3.瘻孔化,潰瘍化創の部位別治療
   1)胸壁
   2)腹壁,会陰部
   3)頭頸部
   4)頭蓋
   5)四肢関節部
   6)リンパ浮腫
 D.急性感染症
III.慢性創傷治療の実際
 A.褥瘡-診断と治療のエッセンス
  1.褥瘡の成因と予防法
  2.褥瘡の局所治療
  3.褥瘡の手術治療
 B.下腿潰瘍-診断と治療のエッセンス
  1.下腿潰瘍の分類
  2.虚血性足潰瘍
  3.糖尿病性足潰瘍
  4.静脈うっ滞性潰瘍
 C.その他の難治性潰瘍(慢性放射線潰瘍,膠原病に伴う潰瘍)の治療
 D.再生医療の応用
IV.瘢痕治療の実際
 A.ケロイドと肥厚性瘢痕,瘢痕拘縮の診断
 B.ケロイド治療
 C.肥厚性瘢痕治療
 D.瘢痕拘縮治療
索引

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