「医療政策」の教科書
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「医療政策」の教科書

筆頭著者 津川 友介 (著) 医学書院 電子版ISBN 978-4-260-62553-1 電子版発売日 2020年6月22日 ページ数 288 判型 A5 印刷版ISBN 978-4-260-02553-9 印刷版発行年月 2020年5月

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書籍・雑誌概要

高齢化社会を迎えた現在、セオリー(学問的な理論)とエビデンスの両方を兼ね備えた“綿密にデザインされた医療政策”がわが国には必要不可欠となっている。本書はハーバード大学の博士課程で学んだ著者が、医療政策・医療経済学に関するセオリーとエビデンスのうち、普遍性があり、日本の医療にも適用できるものを中心に紹介するもの。通読が容易な読みやすい記述で、医療政策学および医療経済学が一通りよく分かる。

目次

はじめに

1章 医療経済学
 1 医療経済学の4つの起源
 2 ミクロ経済学の基本
 3 なぜ医療に市場原理が通用しないのか?
 4 モラルハザード
 5 逆選択とリスク選択
 6 医療サービスに市場原理が通用しない理由
 7 医療費は水準よりも増加率が重要である
 8 国の医療費増加の一番の原因は医療技術の進歩
 9 医療保険のしくみ
 10 医療保険を用いた世界初のランダム化比較試験「ランド医療保険実験」
 11 無保険者に対する医療保険の影響を評価したランダム化
      比較試験「オレゴン医療保険実験」
 12 医療サービスの価値によって自己負担割合が変わる医療保険
      「価値に基づく医療保険(VBID)」
 13 医師誘発需要
 14 プリンシパル・エージェント・モデル
 15 医療財源と医療機関への支払い制度
 16 製薬産業
 17 医師不足問題の考えかた

2章 統計学
 1 医療政策と統計学
 2 まずは研究の目的をはっきりさせよう
 3 因果推論の3つの学派
 4 実験と疑似実験
 5 回帰分析(線形回帰分析)
 6 より高度な回帰分析

3章 政治学
 1 医療政策と政治学
 2 キングドンのアジェンダ設定と政策の窓
 3 経路依存性─過去の歴史が将来を決める

4章 決断科学(費用効果分析)
 1 医療政策と決断科学(費用効果分析)
 2 費用対効果分析の基本的な考えかた
 3 費用対効果分析の注意点
 4 オレゴン州の「優先順位リスト」から学べること
 5 予防医療だからといって医療費抑制につながるとは限らない

5章 医療経営学(医療の質)
 1 医療の質と医療費は「車の両輪」
 2 QIを用いて医療の質を測り,改善を目指す
 3 医療におけるP4Pのエビデンスは弱い

6章 医療倫理学
 1 医療政策と医療倫理学
 2 ロールズの正義論
 3 健康の格差はどうして問題なのか?
 4 健康の自己責任論
 5 限りある資源をどのように分配したらよいのか?
 6 医師の頭脳流出

7章 医療社会学
 1 社会の格差は,健康に悪影響を与える
 2 「格差」と「貧困」のどちらが健康に悪いのか?

8章 オバマケアからトランプケアへ──アメリカの医療制度の現状
 1 オバマケアとはどんな政策だったのか?
 2 オバマケアの制度設計
 3 オバマケアへの評価
 4 オバマケアからトランプケアへ

あとがき

索引

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