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眼手術学 3
眼筋・涙器
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月1日
ページ数 458
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-5592-0
印刷版発行年月 2014年7月
書籍・雑誌概要
眼手術学の第3巻「眼筋・涙器」.前半の「眼筋」では,斜視手術の診断と術式選択,手術における患者体位や消毒,外眼筋の露出,通糸,縫合,術後管理や合併症の処理までを解説.後半の「涙器」では,境界領域である涙道疾患を多角的に“見える化”するため,執筆陣に,眼科医,耳鼻咽喉科医,形成外科医および小児科医を招き,涙道内視鏡出現後の涙道診療に必要な解剖生理学的知識,必要な器材や種々の外科的治療手技までを解説.
目次
眼筋
I.眼筋手術に必要な基礎知識
1.解剖
1)結膜・Tenon囊・強膜
2)眼瞼
3)外眼筋
4)プリー
2.眼球運動の生理
1)眼球運動の法則
2)屈折・調節と眼位
3.斜視診療
●眼位写真撮影
4.斜視の原因
5.非観血的治療
1)屈折矯正
2)プリズム治療
3)視能矯正
II.眼筋手術に必要な評価
1.一般検査
1)視力検査・屈折検査・瞳孔反応・眼底検査
2)眼瞼・顔面・眼球・全身疾患
2.眼球運動検査
3.眼位検査
●調節力は眼位にどう影響するか
●近見眼位と遠見眼位が違うときにどうするか
4.感覚機能検査
III.眼筋手術の準備
1.医療安全―間違いをなくすために―
●手術間違いをなくすための工夫
2.インフォームドコンセント―患者への説明
3.麻酔
IV.眼筋手術の器具・材料
1.手術に必要な器具
V.眼筋手術の基本手技
1.斜視手術の原理
1)後転術
2)短縮術
3)前後転術
4)後部縫着術
5)筋移動術
●後部縫着術が効く原理
2.術野の準備
3.牽引試験
4.結膜切開
5.結膜縫合
6.直筋の手術
7.斜筋の手術
●下斜筋手術の定量をどうするか
8.筋移動術
9.アジャスタブル手術
●斜視手術の定量誤差をどう考えるか
VI.眼筋手術各論
1.乳児内斜視
2.調節性内斜視
3.間欠性外斜視
●間欠性外斜視の戻りをどう防ぐか
4.恒常性外斜視
5.上下斜視
6.交代性上斜位
7.A-V型斜視
8.麻痺性斜視
9.甲状腺眼症
10.続発性斜視
11.残余斜視
12.廃用性斜視(感覚性斜視)
13.特殊な斜視
1)固定内斜視
2)Duane症候群・Brown症候群
3)網膜剝離術後斜視
14.眼振の手術
●重症心身障害児の斜視手術
VII.術中合併症
1.強膜穿孔, 筋断裂, 筋紛失
VIII.術後合併症
1.前眼部虚血
2.感染
3.過矯正と低矯正
4.術後複視
5.結膜瘢痕や周囲組織との癒着形成, 眼瞼の変形
6.視力低下
●術後複視を避けるためにどうするか
涙器
I.涙器手術に必要な基礎知識
1.涙液,涙道の解剖生理
2.鼻腔の解剖と生理
●顔面の発生
II.涙器手術に必要な評価
1.診断のためのストラテジー, 問診, 視診, 触診
2.涙管通水検査とプロービング
3.涙道造影,CT, MRI
4.涙道内視鏡検査
5.鼻内視鏡検査
6.涙液検査
●抗癌剤S-1による涙道閉塞・狭窄
●腫瘍による続発涙道閉塞
III.小児の涙道手術
1.治療法の選択
2.プロービング
●小児の発達免疫学的防御機構
3.涙管チューブ挿入術
4.涙囊ヘルニアに対する治療
5.涙囊皮膚瘻摘出
6.涙囊鼻腔吻合術鼻内法(EN-DCR)
●涙道内視鏡と鼻内視鏡によるプロービング
IV.成人の涙道手術
1.涙小管系手術(pre-saccal)
1)涙小管系手術のストラテジー
2)涙小管炎の治療
3)涙点外反
4)涙点閉鎖術
5)涙点形成術(3 snips procedureを含む)
6)涙小管造袋術
7)経皮的涙小管形成手術
8)結膜涙囊鼻腔吻合鼻外法(Jones tube留置)
9)結膜涙囊鼻腔吻合術鼻内法(Jones tube留置)
2.涙囊鼻涙管系手術(post-saccal)
1)涙囊鼻涙管系手術のストラテジー
2)涙囊鼻腔吻合術鼻外法(EX-DCR)
3)涙囊鼻腔吻合術鼻内法(EN-DCR)
4)ドリルシステムを用いた涙囊鼻腔吻合術鼻内法
5)鼻涙管鼻腔吻合術下鼻道法
6)涙囊鼻腔吻合術鼻外法の再手術
7)涙囊鼻腔吻合術後再閉塞に対する再疎通術
8)涙囊摘出
●レーザーを用いた涙囊鼻腔吻合術
V.涙道内視鏡下手術
1.シースを用いた涙小管再建
2.シースを用いた鼻涙管再建
●涙道内視鏡下涙小管形成手術
VI.涙道の外傷
1.涙小管再建(鼻涙管再建)
索引
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