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図解言語聴覚療法技術ガイド
筆頭著者 深浦 順一 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年10月11日
ページ数 736
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-8306-4511-2
印刷版発行年月 2014年10月
書籍・雑誌概要
言語聴覚士の臨床における技術を網羅したガイドブック.臨床経験や教育経験の豊富な執筆陣による,わかりやすい解説.臨床で役立つ実践的な内容が満載.本文は短文で,箇条書きになっており,具体的かつ簡潔な文章で要点を記述している.図表を多用して,視覚的にも理解しやすい.突っ込んだ内容や用語は「メモ」で解説.ちょっとした診療上の助言やテクニックを「アドバイス」として記載した.
目次
〈総 論〉
言語聴覚療法の基本的な知識と技術
【言語聴覚療法とは】
●概 説
【言語聴覚療法の実際】
●臨床業務の流れ(評価を含む)
●記録と書類の作成方法
●医療・介護制度と言語聴覚療法
●障害福祉制度と言語聴覚療法
●乳幼児健康診査(健診)と事後指導
●学校教育における言語聴覚療法
●訪問リハビリテーション
●介護老人保健施設
【安全管理】
●リスクマネジメント
●バイタルサインや検査値からみた危険信号とその対策
●感染症とその対策
●誤嚥,誤飲,窒息とその対応
●吸引手技
【多職種・同職種の連携と協働】
●同職種間連携
●施設内連携
●地域連携
●小児における連携
【その他】
●プレゼンテーションと論文作成
●海外留学のしかた
〈各 論〉
Ⅰ 言語発達障害(脳性麻痺を含む)
【言語発達障害とは】
●はじめに
【検査法・評価法】
1.言語発達評価とは
●言語発達評価の基本的考え方・総合的評価
2.言語発達検査と関連する検査
●検査の目的と概要
3.医学・福祉・地域等,基本・関連情報
●基本・関連情報の集約および職種間連携
4.全般的発達
●運動・感覚・知能の発達
5.言語発達の領域・内容別評価
●言語発達の領域別評価
●コミュニケーション態度・社会性に関する評価
●受信(理解)に関する評価
●発信(表現)に関する評価
●質問-応答関係・会話(談話)
●単語の音形・構音に関する評価
●視覚的記号に関する評価
●学習・読み書きに関する評価
●行動面・注意など(ADHD,ASDを含む)
6.検査結果のまとめ
●検査結果のまとめと総合評価
【支援・指導法(療育・指導・訓練)】
1.支援とは
●支援の基本的な考え方と進め方
2.支援方法
●チームアプローチ・ライフステージ
●チームアプローチ・地域(関係機関)連携,ライフステージに即した支援
●家族支援・面談,家庭療育
●拡大・代替コミュニケーション(AAC)
3.支援技法
4.発達レベル別
5.支援領域・内容別
●コミュニケーション態度・社会性(自閉症スペクトラムを含む)に関する指導・訓練
●受信(理解)に関する指導・訓練
●発信(表現)に関する指導・訓練
●質問-応答関係・会話(談話)
●単語の音形・構音に関する指導・訓練
●視覚的記号に関する指導・訓練
●読み書き指導の原則
6.障害別
●知的障害
●自閉症スペクトラム
●運動系障害(脳性麻痺など)・重複障害(重症心身障害など)
●特異的言語発達障害
●学習障害・発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)
●併存する障害(知的障害・運動障害を伴わない)
●(後天性)小児高次脳機能障害
II 失語・高次脳機能障害
【失語・高次脳機能障害のみかた】
●はじめに
【失語症】
1.検査・評価
●スクリーニング検査
●医学的情報
●関連領域からの情報
●神経心理学的情報
●情報の整理統合
●評価報告書の書き方
2.訓練
●訓練プランの立て方
●訓練の理論と技法
●語彙訓練
●文字言語の障害
●統語機能の評価・訓練
●コミュニケーション障害と訓練の実際
●維持期の訓練
3.指導
●心理的側面への援助
●社会資源の活用
4.関連する障害
●発語失行の検査・評価
●発語失行の訓練
【高次脳機能障害】
●認知リハビリテーションの考え方
1.視覚認知の障害
●視覚認知の検査・評価
●視覚認知障害の訓練
2.視空間認知の障害
●視空間認知の障害と訓練
3.聴覚認知の障害
●聴覚認知の検査・評価
●聴覚認知障害の訓練
4.構成障害
●構成の検査・評価
●構成の障害の訓練
5.行為の障害
●行為の検査・評価
●行為の障害の訓練
6.記憶の障害
●記憶の検査・評価
●記憶障害の訓練
7.その他の高次脳機能障害
●前頭葉症状・注意障害・遂行機能障害の検査・評価・対応
8.認知症
●認知症の検査・評価
●認知症への対応
III 発声・発語障害
【音声障害】
1.総論
●はじめに
●評価の進め方
●検査法(発声機能の検査)
●検査法(機器を用いた評価)
●治療・訓練の枠組み
●訓練法(声の大きさ・高さ・質の改善)
●訓練法(包括的訓練)
●代償的アプローチ
●手術
●気管切開への対応
●指導
2.障害別訓練法・治療法
●過緊張性発声障害
●低緊張性発声障害
●声の高さの障害
●痙攣性発声障害
●心因性音声障害
●無喉頭音声
【構音障害】
1.総論:構音障害の検査・評価
●評価の進め方〜検査の概要と基本的な進め方〜
●代表的検査法
●機器による評価
●関連要因の評価
2.総論:構音障害の治療・訓練
●治療・訓練の進め方
●代表的訓練法(発声発語運動への介入)
●代表的訓練法(AAC)
●代表的訓練法(補綴的治療)
3.各論
●機能性構音障害
●器質性構音障害(口蓋裂)
●器質性構音障害(口腔・中咽頭がん術後)
●運動障害性構音障害
【吃音】
●幼児,学童・成人の吃音
1.幼児の吃音
●検査・評価
●治療・訓練
●指導・支援
2.学童・成人の吃音
●検査・評価
●治療・訓練(直接法)
●治療・訓練(間接法)
●指導・支援
Ⅳ 摂食・嚥下障害
【摂食・嚥下障害の治療・訓練の流れと留意点】
●はじめに
【摂食・嚥下障害:成人系】
1.摂食・嚥下障害(成人系)の検査・評価
●情報収集
●スクリーニング検査
●精密検査
2.摂食・嚥下障害(成人系)の訓練とその関連事項
●基礎的訓練における手技
●摂食訓練の進め方
●摂食訓練における手技
●食具・摂食介助
●補綴治療
●口腔ケア(口腔衛生)
●間欠的口腔食道経管栄養法(OE法)
●吸引
●呼吸理学療法
●治療・手技
3.摂食・嚥下障害(成人系)の指導・連携
4.摂食・嚥下障害(成人系)の障害別訓練法
●先行期障害
●準備期・口腔期障害
●咽頭期障害
●運動失調による嚥下障害
●パーキンソン病による嚥下障害
●神経筋疾患に伴う嚥下障害
●口腔・咽頭がんによる嚥下障害
【摂食・嚥下障害:小児系】
1.摂食・嚥下障害(小児系)の検査・評価・訓練・指導
●はじめに
●検査・評価
●基礎的訓練(間接訓練)
●摂食訓練
●指導
Ⅴ 聴覚障害
【聴覚障害臨床の流れ】
【検査・評価】
1.情報収集
2.聴覚検査
●標準純音聴力検査
●乳幼児聴力検査
●聴性誘発反応検査
●新生児聴覚スクリーニング〜スクリーニングから精密検査まで〜
3.発達・知能検査および言語発達評価
●発達・知能検査および言語発達評価
【補聴器・人工内耳】
●補聴器の構造と調整
●人工内耳の構造と調整
【訓練・指導】
小児
●小児難聴の訓練・指導の基本
●前言語期の指導
●単語獲得期の指導
●文理解・表出,文法の指導
●読み書きの指導
●絵日記指導
●構音指導
●成人聴覚障害者の訓練・指導
重複障害・その他
●視覚障害
●発達障害
●コミュニケーション・生活支援
付 録
言語聴覚士に役立つ資料・データ
【検査リスト】
■発達検査と小児の知能検査
■言語発達障害の評価に関係する検査リスト
■失語・高次脳機能障害
■発声発語の分野における検査リスト(教材を含む)
【検査・指導機器・教具】
■言語発達障害の分野における指導機器・教具とメーカー一覧
【言語発達の概略】
■言語の発達段階の概略
索 引