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皮膚病理のすべてⅠ 基礎知識とパターン分類

皮膚病理のすべてⅠ 基礎知識とパターン分類
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筆頭著者 真鍋 俊明 安齋 眞一 宮地 良樹 (編)

文光堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年8月9日

ページ数 464

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8306-3469-7

印刷版発行年月 2019年6月

DOI https://doi.org/10.50936/9784830634697

書籍・雑誌概要

皮膚の病理組織像をみるための基本的な知識から,パターン分類から診断に迫る理論を具体的かつ明確に解説.病理組織変化と臨床所見,ダーモスコピー像と病理組織像,生検の仕方と生検材料の扱い方,特殊染色と免疫染色,顕微鏡の取り扱い方など病理組織診断に必要な基本的な知識を余すことなく解説.皮膚病理教科書の絵合わせ診断ではなく,診断に到達するためのパターン認識の考え方が基本から学べる本格的な皮膚病理学教科書.

目次

第I章 皮膚の構造と機能
 1 皮膚の発生
 2 皮膚の正常構造
第II章 皮膚組織の変化とその用語
 1 皮膚臨床所見を表現する用語
 2 皮膚病理組織変化を表現する用語
 付録① 代表的皮膚病変の臨床像
 付録② 間質細胞で特有の名称で呼ばれる細胞
第III章 皮膚臨床所見を説明する病理組織変化
 1 臨床所見が病理所見とどのように符合するのか
第IV章 ダーモスコピー像の病理学的説明
第V章 生検の仕方
 1 生検の目的と基本的な考え方
 2 炎症性疾患の生検時の注意点
 3 腫瘍性疾患の生検時の注意点
 4 生検時のその他の特殊な注意点
 5 生検前の準備〜写真撮影・消毒・局所麻酔〜
 6 皮膚生検の方法・種類
 7 病理検査依頼書の記載事項
第VI章 皮膚生検・摘出材料の取り扱い方,切り出し方法
 1 皮膚摘出材料の固定
 2 検体の切り出し
 3 標本作製上のコツなど
第VII章 組織切片の作製法,一般的組織染色法と免疫組織化学および蛍光抗体法
 1 組織切片の作製法
 2 一般的な組織染色法と特殊染色
 3 免疫組織化学染色
 4 蛍光抗体法
第VIII章 顕微鏡の取り扱い方
 1 顕微鏡の原理
 2 顕微鏡を上手に使う8つのポイント
 3 標本観察時の注意点
 4 組織写真の撮影法
 COLUMN 分解能の概念
第IX章 顕微鏡標本をみる前に知っておくべき基本
 1 顕微鏡を使う前に必ず確認すべきこと:患者の確認
 2 顕微鏡を使っての検索法
 3 疾患の定義や概念の把握と病理組織診断
 4 診断基準の把握
 5 病変の多彩性とその取り扱い方
 6 病理所見の目的別分類と診断者のとるべき態度
 7 診断困難な場合の対応
 8 技術の限界と能力の限界
 9 病理診断を行う者がとるべき態度
 10 臨床病理相関の重要性と臨床医とのキャッチボール
 11 病理診断の精度管理
第X章 顕微鏡による皮膚病理組織の診断
 1 皮膚病理組織診断への迫り方:総論
 2 炎症性皮膚疾患のパターン分類の構成
 3 炎症性皮膚疾患におけるパターン分類による診断へのアプローチ
 4 炎症性皮膚疾患におけるパターン分類表
 5 腫瘍性皮膚疾患のパターン分類の構成
 6 腫瘍性皮膚疾患におけるパターン分類による診断へのアプローチ
 7 腫瘍性皮膚疾患におけるパターン分類表
 8 組織診断の手順
 付録① 組織標本でみてわかる感染性病原微生物とみえない場合に感染症を推測させる所見
 付録② 組織標本でみえる外因性および内因性異物
 付録③ 組織標本に現れるアーチファクトのいろいろ
索引

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