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皮膚科頻用薬のコツと落とし穴

皮膚科頻用薬のコツと落とし穴
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筆頭著者 宮地 良樹 (編)

文光堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年10月18日

ページ数 336

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-8306-3463-5

印刷版発行年月 2016年2月

DOI https://doi.org/10.50936/9784830634635

書籍・雑誌概要

皮膚科領域において頻用される「外用薬」,「内服薬」,「注射薬」について,外用薬と内服薬のすみわけ,薬剤選択の考え方,副作用,併用療法のリスク,薬の止め時,先発医薬品とジェネリック医薬品の効果の差など,治療上の「コツ」と「落とし穴」を専門家が解説.また,トピックスとして,最新の話題にも触れている.若手からベテランまでの全ての皮膚科医に役立つ実践的な内容の1冊となった.

目次

I.外用薬
1.外用薬一般
 基剤・剤形によりどこまで効果に差が出るのか?
 ジェネリックの効果に懸念はあるのか?
 外用薬混合は禁忌それとも推奨?
 外用薬併用の場合,塗る順番はあるのか?
 あなたの患者さんは外用薬を塗っていない?
 市販OTCとの差別化は?
2.ステロイド外用薬
 希釈しても臨床効果はあまり変わらない?
 少量の外用でもステロイド酒さになる素因の人がいる?
 配合抗菌薬はかぶれのもと?
 弱いステロイドは慢性化のもと?
 痒みには直接効かない?
3.抗菌外用薬
 外用による耐性菌,菌交代,接触感作のリスク
 MRSAの際の抗菌外用薬選択法は?
 とびひは外用で治せるのか?
 現在の抗菌外用薬は効くのか?
4.免疫調整薬
 タクロリムスで酒さ様皮膚炎が生じる?
 タクロリムスによる発がんのリスクは?
 痒みに直接奏効するのか?
 プロアクティブ療法は有用なのか?
5.外用抗真菌薬
 浸軟した病変に外用するとかぶれやすい?
 いつ,どのように,どれだけ塗ればいいの?
 結局基剤はどれがいい?
 クレナフィンはどういう爪白癬なら奏効する?塗り方は?
 MICの低い抗真菌薬はどれ?
6.保湿薬
 痒疹にも奏効する?
 尿素とヘパリン様物資の効用の差は
 エモリエントとモイスチャライザーには効果に差がある?
 いつ塗る?どう塗る?
 乾皮症の痒みに有用か?
7.ビタミンD3外用薬
 掌蹠膿疱症にも有効か?
 併用療法のリスクと効用は?
 知らぬ間に高カルシウム血症?
 足底疣贅に効く?
 尋常性白斑に効く?
 ステロイド・ビタミンD3配合外用薬の使い方は?
8.イミキモド
 日光角化症フィールド療法の適応は?
 どんな皮膚がんにどこまで効く?
 尖圭コンジローマ:副作用回避・コンプライアンス向上の方策は?
 乾癬や膠原病のリスクは?
9.抗ヘルペス薬
 内服薬とのすみわけは?
 アシクロビルとビダラビンに差はあるのか?
 発症何日目までなら効果があるのか?予防効果は?
10.抗にきび薬
 新しい過酸化ベンゾイル製剤の適応は?
 アダパレンはなぜ普及しないのか?
 再発予防のための外用療法は?
 ステロイドざ瘡に有用な外用薬は?
11.創傷治療薬
 数ある外用薬からどれを選ぶのか?
 抗菌外用薬投与の適応は?全身投与とのすみわけは?
 ドレッシング材とのすみわけは?
12.その他
 スミスリンローションはどこまで効くのか?
 どういう症例がミノキシジルの適応なのか?
 グラッシュビスタはどこまで効くのか?
 掌蹠多汗症に塩化アルミニウムはどこまで効くのか?
II.内服薬
1.ステロイド
 骨粗鬆症のリスク回避のために
 処方前に留意すること(肝炎,糖尿病,消化性潰瘍など)
 強皮症に適応はあるのか?
 膠原病におけるステロイド投与のコツ
 自己免疫性水疱症でステロイド内服に踏み切るタイミングは?
 薬疹でステロイド内服に踏み切るタイミングは?
 蕁麻疹でステロイド投与の適応はあるのか?
2.抗ヒスタミン薬
 インペアードパフォーマンス
 増量療法は効くのか?
 いつまで内服する?止め時は?
 処方変更する際のヒントは?
 PK/PDを生かした選択法は?
 インバースアゴニストとは?
 抗ヒスタミン薬が奏効しない蕁麻疹をどう考える?
3.抗菌薬
 どういう場合が抗菌薬内服の適応か?
 MRSAに遭遇したときの使用法は?
 光線過敏症に留意すべき抗菌薬
 いつ使う? どう使う? 抗菌薬の抗炎症薬としての使用法
4.免疫抑制薬
 シクロスポリン:高血圧・腎障害の副作用を回避するには?
 シクロスポリン:どうしたら止められる?
5.抗真菌薬
 テルビナフィンとイトラコナゾール:どちらを選択する?
 後発品は先発品と同じか?
6.抗ウイルス薬
 性器ヘルペスの再発抑制療法は有効か?
 帯状疱疹ワクチンの有用性は?
 抗ヘルペス薬による脳症は意外に多い?
 帯状疱疹後神経痛の予防効果はあるのか?
7.その他
 ナルフラフィン使用法のコツは?
 フィナステリドは男性型脱毛にどこまで奏効?
 イベルメクチンが奏効するために知るべきこと
 皮膚疾患にエビデンスのある漢方薬は?
III.注射薬
1.生物学的製剤
 乾癬において使用に踏み切る適応は?
 パラドックス反応とは?
 中和抗体の出現で効かなくなる?
 生物学的製剤の使い分けは?
2.ステロイド
 どのような円形脱毛症がステロイドパルス療法の適応か?
 円形脱毛症:ケナコルト局注の適応とコツ
 点滴もれにステロイド局注は有効か?
3.IVIG
 天疱瘡で使用に踏み切る基準は?
 天疱瘡に奏効したという判断基準は?
4.その他
 いざというときエピペンを正しく使うには?
IV.その他のトピック
1.公 知申請中のメトトレキサートはどこまで乾癬に効く?
2.メトロニダゾール外用薬はがん悪臭のみが適応?
3.ヒドロキシクロロキンをどう使う?
4.ロドデノールに学ぶ美白剤の落とし穴
5.サリチル酸マクロゴールピーリングの現時点での適応は?
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