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頻用薬の選び方・使い方
知っているようで知らない上手な使い分けの秘訣
筆頭著者 郡 義明 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2022年4月25日
ページ数 160
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-8306-0329-7
印刷版発行年月 2008年1月
書籍・雑誌概要
胃薬・頭痛薬・解熱鎮痛薬・睡眠薬など,臨床医なら誰でもよく処方している頻用薬だが,数ある薬の中でどれを選ぶか,どうやって使うかは悩みどころ.本書は,その道のエキスパートが,それぞれの薬の適切な選び方と上手な使いこなし方を解説.症例に基づいた薬の選択ポイントや処方例とともに,妊婦・小児・腎障害や肝障害のある患者さんへ薬を処方する際の注意点や,処方箋の適切な読み方などの役立つ情報も満載している.
目次
1.胃薬
□患者さんから胃の症状を訴えられた─何を考える?
□対症療法でよいと判断した場合(緊急性がないと判断した場合)
□使う薬─その使い方と注意点
□上腹部痛を訴えた教訓的な症例
□専門医に依頼する場合は
□ステロイドやNSAIDs使用時の注意点
2.便秘薬
□便秘薬とは何か?
□便秘の分類
□便秘の鑑別診断
□対症療法としての薬の選び方・使い方
3.止痢薬
□下痢とは何か?
□下痢の分類
□下痢の鑑別診断
□対症療法としての薬の選び方・使い方
■レクチャー グリセリン浣腸の適応と手技
4.頭痛薬
□頭痛を訴える患者を診たら~見逃すと危険な二次性頭痛をまず鑑別!~
□一次性頭痛にはどんなものがある?
□薬剤~使い方のコツ,注意点,副作用を知ろう~
□薬物乱用頭痛に注意
□頭痛のメカニズム
5.解熱鎮痛剤
□はじめに
□発熱・疼痛の機序を知る
□解熱鎮痛薬が本当に必要かどうか判断する
□解熱鎮痛薬を投与する前に
□非ステロイド性抗炎症薬を中心に解熱鎮痛薬を整理する
□対症療法が通用しなくて上級医,指導医,専門医に相談する場合はどんなときか?
6.咳止め・去痰剤
□咳の出るメカニズム~咳はサブスタンスPの放出に伴って生ずる~
□咳の原因は多種多様
□咳の原因をどのように考えていくか
□咳の功罪
□咳に対する治療
□鎮咳薬の種類と注意点
■レクチャー しゃっくり(吃逆)hiccup
7.睡眠薬
□不眠の状態を把握する
□不眠の原因,背景を推量する
□睡眠薬の性質を知る
□睡眠薬の中止,減量
□むすび
8.かゆみ止め
□かゆみを知る~薬を処方する前に知っておこう,かゆみのメカニズム~
□かゆみを止めるには~治療のストラテジー~
□対症療法としての薬の選び方・使い方
■レクチャー 外用ステロイド~使ってよい場合,悪い場合~
■レクチャー 湿布剤~温湿布と冷湿布の使い分け~
■レクチャー 頻用する頓用薬の併用禁忌
■レクチャー 妊婦に使える頻用薬
■レクチャー 小児に使える頻用薬
■レクチャー インターネットによる医薬品情報の入手方法
■レクチャー 腎障害のある患者さんへ薬を投与するときに注意すること
■レクチャー 肝障害のある患者さんへ薬を投与するときに注意すること
■レクチャー 小児の患者さんへ薬を投与するときに注意すること
■レクチャー 添付文書(能書)の読み方
索引