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一冊でわかる乳腺疾患
画像と病理で理解を深める
筆頭著者 何森 亜由美 森谷 卓也 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年5月17日
ページ数 244
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-2344-8
印刷版発行年月 2018年12月
書籍・雑誌概要
乳腺疾患を深く理解するためには,各疾患の画像所見と病理所見を合わせて理解してゆくことが求められる.本書は1年目~専門医試験を目指すレベルの乳腺外科医,病理医,放射線科医を対象に,主な乳腺疾患を,画像所見(マンモグラフィ,エコー,MRI)と病理所見を対比しつつ多面的に解説した.見開き2ページでまとめられており,読者の利便性にも優れている.多岐にわたる乳腺疾患を理解するための入り口として,最適の一冊.
目次
I章 WHO分類と乳癌取扱い規約分類
II章 病理総論
III章 用語解説
1.病理用語解説
2.画像用語解説
①マンモグラフィ用語解説・読影解説
②超音波用語解説・読影解説
③MRI用語解説・読影解説
IV章 細胞診と針生検との違い
1.採取側,臨床側からの視点
2.病理側,診断側からの視点
V章 実際の診断思考過程に沿った読み方
1.マンモグラフィで腫瘤をみるケース
1)総論的事項
2)境界明瞭のもの(一部境界明瞭なものも含む)
①線維腺腫
②葉状腫瘍
③過誤腫,脂肪腫
④乳管内乳頭腫
⑤非浸潤性乳管癌
⑥乳管腺腫
⑦粘液癌
⑧神経内分泌癌
⑨乳管過形成/腺症
3)微細分葉・鋸歯状
①腺管形成型浸潤性乳管癌
②充実型浸潤性乳管癌
③非浸潤性乳管癌
④粘液癌
⑤浸潤性小葉癌
⑥浸潤性微小乳頭癌
4)spiculationを伴う腫瘤
①硬性型浸潤性乳管癌
②管状癌
③浸潤性小葉癌
④非浸潤性乳管癌
⑤硬化性腺症を伴う良性病変
2.マンモグラフィで石灰化をみるケース
1)総論的事項
2)微小円形
①囊胞性病変
②間質の石灰化
3)淡く不明瞭な石灰化
①非浸潤性乳管癌/乳管内成分優位の浸潤性乳管癌
②粘液癌
③乳腺症
4)多形性
①乳管内成分優位の浸潤性乳管癌/微小浸潤癌/非浸潤性乳管癌
②硬性型浸潤性乳管癌
③浸潤性小葉癌
④硬化性腺症
5)微細線状・分枝状
a.点状高エコーを伴う非腫瘤性病変
①非浸潤性乳管癌
②乳管内成分優位の浸潤性乳管癌
b.点状高エコーを伴う腫瘤
①乳管内成分優位の浸潤性乳管癌
②非浸潤性乳管癌
3.マンモグラフィでFADをみるケース
1)総論的事項
2)超音波画像:腫瘤
a.高濃度乳腺
①腺管形成型浸潤性乳管癌
②硬性型浸潤性乳管癌
③充実型浸潤性乳管癌
④線維腺腫
b.乳腺濃度散在または脂肪性
①非浸潤性乳管癌
②腺管形成型浸潤性乳管癌
③浸潤性小葉癌
④乳管内乳頭腫
3)超音波画像:非腫瘤
①乳管内成分優位の浸潤性乳管癌
②非浸潤性乳管癌
③乳管内乳頭腫
④肉芽腫性乳腺炎
⑤乳腺線維症/糖尿病性乳腺症
⑥正常乳腺
4)超音波画像:乳管拡張
①非浸潤性乳管癌
②乳管内乳頭腫
③乳管拡張症
4.マンモグラフィで構築の乱れをみるケース
①総論的事項─ マンモグラフィで構築の乱れを見るということはどういうことか?
鑑別のポイント
②硬性型浸潤性乳管癌
③管状癌
④浸潤性小葉癌
⑤非浸潤性乳管癌
⑥硬化性腺症
5.マンモグラフィで所見が出ず,超音波のみで検出される病変
①総論的事項
②硬性型浸潤性乳管癌
③乳管内成分優位の浸潤性乳管癌
④広がりのある非浸潤性乳管癌/硬化性腺症
⑤微小な限局性の非浸潤性乳管癌
写真提供者一覧
索引