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多発性骨髄腫の診療指針2024 第6版
筆頭著者 日本骨髄腫学会 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2024年9月4日
ページ数 164
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-2071-3
印刷版発行年月 2024年9月
書籍・雑誌概要
CAR-T細胞療法や二重特異性抗体(BsAb)など,新たな薬剤や併用療法の進歩が著しい多発性骨髄腫.本書では,骨髄腫の定義から臨床所見,診断基準,治療,類縁疾患の診断と治療に至るまで,最新の知見を踏まえて解説する.“臨床現場で気軽に手に取り,参照できるガイドライン”を目指し,診療に関する膨大な情報を図表で整理しつつ,治療アルゴリズムや開発中の薬剤など,最新の動向も取り入れた.
目次
Ⅰ 定義および疫学
1.定 義
2.疫 学
1)罹患率と疫学
2)診断時の年齢と性
3)多発性骨髄腫による死亡数と死亡率
Ⅱ 臨床所見と初診時検査
1.臨床所見
1)骨 痛
2)貧 血
3)腎障害
4)高カルシウム血症
5)易感染性
6)神経症状
7)その他
2.初診時検査
1)末梢血・血液生化学
2)M蛋白
3)骨髄検査
[コラム]多段階発がん過程
4)画像診断
Ⅲ 診断基準と病期分類
1.診断基準
1)多発性骨髄腫
2)くすぶり型多発性骨髄腫(SMM)
3)意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)
4)孤立性形質細胞腫
5)形質細胞性白血病
6)POEMS症候群
7)全身性ALアミロイドーシス
2.病期分類
Ⅳ 治 療
1.治療開始時期
2.治療効果判定
3.多発性骨髄腫患者に対する治療アルゴリズム
1)移植適応のある初発多発性骨髄腫
2)移植適応のない初発多発性骨髄腫
3)再発・難治性多発性骨髄腫
[用語解説]risk-adapted strategy
4.PI,IMiDs,抗体薬の併用療法のコンセプト
5.初期治療
1)移植適応例に対する初期治療
2)移植非適応例に対する初期治療
3)高齢者に対する治療
6.維持療法
1)THAL維持療法
2)LEN維持療法
3)BOR維持療法
4)IXA維持療法
[コラム]LEN維持療法後の二次発がん
7.再発・治療抵抗性骨髄腫の治療
1)再発・進行後の治療方針
2)再発・治療抵抗例における治療レジメン
3)再発・治療抵抗例における移植療法
4)再発・治療抵抗例における治療選択
5)CAR-T細胞療法
8.開発中の薬剤
1)抗体薬
2)分子標的薬
9.研究的治療─同種移植(ミニ移植を含む)
1)骨髄破壊的前処置による同種移植
2)用量減量前処置による同種移植(RIST)
3)タンデムHDC-ASCT/ミニ移植
4)同種移植後の新規薬剤
10.放射線療法
1)疼痛緩和を目的とする場合
2)腫瘍の消失(縮小)を目的とする場合
11.合併症に対する治療
1)骨病変
[用語解説]薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)
2)高カルシウム血症
3)貧 血
4)腎不全
5)感染症
6)ワクチン,感染予防対策
7)心血管病変,血栓症
8)神経障害
9)リハビリテーション
10)過粘稠度症候群
Ⅴ 類縁疾患
1.POEMS症候群(Crow–Fukase症候群,高月病)
1)所見と診断基準
2)治 療
2.原発性アミロイドーシス
1)アミロイドーシスの原因・分類
2)ALアミロイドーシス
3.MGRS
1)MGRSの概念
2)MGRSの検査と診断
3)MGRSの治療戦略
4.原発性マクログロブリン血症
1)定義と診断
2)疫 学
3)遺伝子変異
4)先行病態と治療開始基準
5)治 療
5.Castleman病
1)診 断
2)治 療
6.TAFRO症候群
1)診 断
2)治 療
Ⅵ 患者に対する情報提供および支援活動
●文 献
●資料編
●索 引